・・・酒の勢いとは言え、過去の書いた記事みると

まあちゃっちぃ(;^ω^)

もっと知的な表現や知識を使えないモノだろうか

 

まあ頭空っぽにして読める、

「アホなんだろうけど、素直に音楽好きなんだなwww]

みたいに生温かく軽く見ていただければ幸い。

 

先日は中村一義さんの『十』に感動を頂いてこの思い、あったかい今のうちに届けー、って思い書いたので

 

RADWIMPSに関して話を戻そう。

 

今回は後編です。前回がおかずのごはんでして、

自分たちの名前を冠していましたがここからつかなくなります。

 

(なんでだろうと思ってググったら、本当は5枚目のアルバムに7って数字をつけたかったけど

cdショップ店員が困るから、なんて噂があっていとをかし。)

 

後、『君の名は』『天気の子』の感想は今回入れてません。素晴らしい作品だけど

サウンドトラックとして扱おう、オリジナルアルバムをレビューさせてください。

では

 

 

『アルトコロニーの定理』★★★★★

 

早速★5つです。

いやこのアルバムは隙が無いです。

濃いかな。と思ったこともあるけど、それが全く嫌でない。

 

1曲目の「タユタ」のしっとりと、

激しいわけではないが各楽器、歌メロの絡みの濃さからとんでもない予感を感じさせる。

(初めて聞いた時まだ太陽が出てない雨の情景を思い浮かべてのですが、PVの雰囲気とマッチして嬉しかった思い出)

 

そして2曲目の「おしゃかしゃま」

いたるメディアで取り上げられていて今更ではあるけれど日本語ロックのある意味集大成ですよね。

金物の味がイカしてるドラム

これでもかとバキンバキンと心地よいスラップベース

抜群のリフにコードでカオティックなギター

ニヒルな攻撃性を纏ってマシンガンのごとく言葉を乱発射するボーカル

 

RADのライブは次作のツアーで1回しか生で聞けてないけど

各楽器のソロバトルがイカレ過ぎてて万歳した記憶があるw

 

この曲だけのためにお手元に置いておくべきですよ奥様

 

 

「バグパイプ」ではあい変わらずカリフォルニアなのに、タイトルとギター音でアイリッシュな空気も感じさせ

打ち込みっぽく可愛らしくえげつない謎かけをしたと思えば

 

突然のゴスペルwでも「いいんですか?」より

ギターが熱いからかな、歌詞があまり鼻につかなくて良いなって。

 

「one man live」と「ソクラティックラブ」で大好物なロックサウンドで気分上々になったあと

「メルヘンとグレーテル」で一度火照った体を落ち着かして

「雨音子」のシンプルなくせにドラムのエモいドコドコが良い感じで、でも一旦落ち着いて

 

さあ「オーダーメイド」

この人の着眼点は、なんなんだろうねw

心臓の下りは、たぶんクサイ、ギップリャ~ってなる人も多分いると思うけど

いまだに「やられた!」と思う名フレーズと思うんだ。

 

突然のドラム乱舞と、「僕」が完成したときの解放感で、楽器隊がブチかます演出

僕が単純人間なだけかもしれませんが、みんな好きでしょ。

 

「魔法鏡」も脳内に直結してかっこいいし

「叫べ」の歌詞含めcメロが好きで好きで

「37458」で彼らの定番バラードで占める。文句なしの流れ

(・・・まあ強いて言えば、「こんなに歌唄えちゃう世界がいやだ」で終えてるところに疑問はあるんだけど。

いえ、裏をかいてそこに愛しさを感じていて素直に伝えてないんだとは思うですけどね。

・・・でも最後には「それがいいのに」くらいに変えても良かったんじゃ・・・

・・・まあ凡人の自分が読み取れてないだけかもですね。)

 

といろんな気持ちがはき出る重量級なアルバムです、最高傑作ですね。

 

 

『絶体絶命』★★★★⋆

 

これも超名作ですわん。

4.5点なのは、なんとなく、それだったら無人島~やアルトコロニーの曲の方が好きかな、という僅差な状況な曲が多いから。

でも捨て曲はまっったく無いっ。

 

しょっぱなの「DADA」でぶっとばされな!

チューニングも(多分?)ドロップDですよね。一発でやられるリフをヘビーなサウンド、ドラムが大暴れ。

これもライブで直に感じてアドレナリンドバドバ出て、ある種、合法的トリップを体験した曲です。

 

・・・前作の話が長くなったから少しコンパクトに

「君と羊と青」はライブのアウトロの展開が好物ですw

「学芸会」でシニカルさを前回にし

そうだ、「グラウンドゼロ」からの「π」「G行為」「DUGOUT」で彼らのRADな部分が止まらなく、初聴時には

「嘘だろ?!(;゚Д゚)」と大興奮したな。

「億万笑者」で「僕なら大丈夫さ」からの下りで勇気をもらい

「救世主」で今度はちゃんと救われてホッとする(少なくとも僕はこの曲にちゃんと救いはあると感じてる)

 

そして、まあ「DADA」と迷ったけど、このアルバムで白眉な曲は、

 

「狭心症」です。

 

なんかリリース直後タイトルで(この曲も少し)物議をかもしたようで。

というかシングルのジャケ写はトラウマでもあるんだがw

そんなこと抜きにしても、この曲の異才さは異常だ。

 

・・・あと無茶なこと言ってるとは承知で言わせてほしいのが

なぜこの曲ライブで殆どしないの!ってこと。

 

わかります、この歌唄うのにフィジカル面でも、

(カラオケで歌ってみてください、本人には到底及びませんが、もちません喉)

メンタル面でも。

あまりにもシビアな内容で、歌というより慟哭。

僕らの汚れたものを抉り出して見せるグロイ黒い感じ

ポンポン歌うわけにいかないのはわかる。自他ともに傷だらけになるだけかもしれない。

でもこれは歌われるべき歌だ、頭にお花を咲かせてるノーテンキにかまさなきゃいけない。

別にそれで何かが変わるわけでないし、どうせ自分も自分の悲しみで精一杯なのと言い訳するわけだけど

だけど・・・

 

 

なんて高尚な振りしてなんか言ってるけど、

シンプルに曲構成が優れているから生バンドで聞きたいというただの欲求なんです!!

 

不安になるギターコード、凝ったテクニックはしないけど歌を支えるベース、表伯に魂込めて鳴るドラム。まだ淡々とした歌。

 

そこから、ほんとタイトル通り胸が苦しくなるように熱量が上がり爆音でウネり、手数が増し、狂ったようにむせび叫ぶギターと歌。

少し安静になるけど、気持ちの昂ぶりが最高潮に達して・・・。

 

ドラマチックが過ぎます。今のツインドラムでやったら・・・たぶん自分、イってしまいます。

 

というわけで名曲が多いわこのアルバム。(結局長い文)

 

 

『☓と〇と罪と』★★★☆☆

そして、、2011年を、あの出来事が起こってから彼らの歌には(もちろん今までの曲にもあったけど)

愛する君とそれに縋る僕の姿が少し影を潜め

多くの人に生きることや救いをより求めるようになった(あてはめることができる)歌が増えたと思います。

 

すごい良いアルバム、ですが、なんというか音楽集団のような出で立ちになり、様々な楽器や効果音が散りばめられて

 

・・・少し生バンド感が今までより無くなったように感じてしまっているの星3つの理由です。

 

でも曲はキレッキレですよ、「実行中継」「DARMA GRAND PRIX」そして「五月の蠅」でロックキッズの自分は満足

 

(でもPVでたくさんの女の子を抱きしめてるヨージローさん、羨ましい許さねえ!と我がルサンチマンが申しております。

嗚呼なんて汚い自分w)

 

「ドリーマーズ・ハイ」「会心の一撃」などのポジティブさで相も変わらず救われております。

 

あとエンディングの「針と棘」とオープニングの「いえない」は、繋がってると思います。

なぜかはわからんが。

 

 

『人間開花』★★☆☆☆

前の記事で書いたように、自分は闇属性なのです。

個人的にこのアルバムは、テーマからそうなのかもしれないけど、

眩しすぎてあまり入ってこなかったです…。

毒っけ、エグ味が全く足りなかった・・・。

 

でも、「もう自分自身が潰れる!助けて!」と単純に救われたいときには特攻薬になります、

純度の高いpopがぎゅっと詰まっている陽のアルバム。

 

あ、AADAAKOODAAはポップじゃないねwww

お気に入りの曲は「トアルハレノヒ」「ヒトボシ」そして

社会現象を起こした、いつの日か自分に隣に添い遂げたい人が出来たら歌って伝えたい(痛いかw)「前前前世」

 

 

 

『ANTI ANTI GENARATION』★★★⋆☆

みんなの歌が増えたから、ゲストボーカルもたっぷり

ワンオクのTakaさんや、あいみょん、んで高校生達。

いい味出てるし、「泣き出しそうだよ」「そっけない」は特に胸に染みる。心に沁みる。

 

んでこんな思いを私生活で思えない、曲を聴くことでしか味わえない非情な現実に泣き出しそうだよ。

 

ロックな部分としては

「洗脳」「paparatti~」でシニカルが暴発してニヤニヤし、

(まあパパラッチに関してはこんな曲を作らせやがってという怒りも少なからずあるわけだけど・・・(笑))

「IKIJIBIKI」「HOCUSPOCUS」でカッコよさに痺れて・・・

「カタルシスト」はRAD式新ミクスチャーロックを感じた!

 

・・・んだけど、少し「これだ!」「ぶっ刺さった!」って曲が多くなかったかな。

上記以外の曲があんまりパッとこなかったかな。

もう少し聞き込んだらいいじゃん、が出てくるかな。

 

 

 

大多数(というか全人類にあてた)広いラブソングであっても、「君」「僕」の二人だけのラブソングであっても

シンプルなカッコよさも、ひねくれたカッコよさも

いろんな顔を見せてくれるRADWIMPS。

次はどんな曲を届けてくれるのか楽しみです。

 

そしてどのアルバムも、無人島に持っていき忘れないだろうね。