【8/6】お稽古日記♪「ただ強く打ったところで…」 | 七飯男爵太鼓創作会 BLOG

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西洋農業発祥の地、北海道七飯町で活動する創作和太鼓の会
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今日は参加者3名の少人数でのお稽古でした。

いつもと違う会場だったので、今日の前半は太鼓なしでのリズム練習。

 

曲目は「○えん」

 

 

重厚感のあるリズムがポイント。

体で上下にリズムを取りつつ打っていく。

 

重厚感を出したいからと、ただ強く打ったところで重厚感は出ない。

表現は、体の奥からリズムの重さを感じて、

焦らずにゆっくり目に打ち込む表現、

粘つくように打つ表現、

他のパートを聴きながら、強く主張する音を出したり思い切って引く表現をしたり。

締め太鼓のパートは曲の展開によって、1,2拍目を強く出したり、

抑えながらも他のパートと絡んだり、他のパートをリードするように打ったり…。

 

課題は沢山ですが、とても楽しい時間でした!

 

後半は、シベリア抑留を体験された方々のお話が詰まったDVDの鑑賞。

過酷な労働環境の中での食べ物のこと、

寒さを凌ぐ為には次々と亡くなっていく友の衣服さえ脱がせなくてはいけなかったこと。

帰国の希望が見えないような生活の中、歌などの演芸で心を癒す時間もあったこと…。

最後の映像に、仲間が眠っている石碑を声を上げて泣きながら撫でている男性の姿が胸をしめつけました。

 

こんな悲しみは二度と繰り返してはならない。

若いかた、多くの方々にたくさん知っていただきたいです。

 

8月6日 担当 かおり