だらだらと過ごしていた
今日も退屈で辛い一日が始まると思っていた
たまたま後ろに立った
君の後ろ姿 束ねられた髪
見え隠れするイヤリング すらっとした足
誰かの話にうなずいていた
真面目にメモもとっていた
振り返った瞬間 少しだけ魅かれた
初めはそれくらいの気持ちだった
少しだけ話せればいいと思った
少しだけ一緒にいれればそれでいいと思った
僕は君に近づきたかった
だから君の友達に近づいた
君は僕を気にかけることもなかったのだろうか
記憶のほとんどは横顔と後ろ姿
だけど君に魅かれていた
時折見せるその笑顔に
誰かに似ているだけだったのだろうか
何度も君の気を引こうとした
何気ない会話はできた
連絡先を交換したかったけど
あと一言が言えなかった
これを逃すともう会えないと思った
なんとかメモを渡すことに成功した
俺の中では大きな一歩だった
もう少しだけ命がつながった気がした
でも君から連絡はなかった
今でも思い出すのは横顔と後ろ姿