ノーモアシークレット | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

おはようございます。

今日の金沢の予報は34度。

うっへぇ~~と思っていたら、
京都はなんと38度だって!

体温よりも暑いのね。

京都といえば、
昨夜のNHKの
「決断なき原爆投下」は、
とても興味深い内容でした。

莫大な国家予算をつぎ込んで、
開発した世界初の原爆。

使わなければ、
アメリカ議会に予算の無駄遣いと追及され、
使えば、世界中から、
その残忍さを非難されます。

ルーズベルト大統領の急死で、
突然大統領に就任したトルーマンは、
原爆計画そのものを、
よく理解していませんでした。

彼自身は、
子どもや女性を巻き込むことには、
反対だったようですが、
よく分かっていないがゆえに、
投下の判断をあいまいにします。

できるだけ大きな効果を実証したい軍部は、
京都を推すのですが、
大統領と軍のパイプ役の陸軍大将(…だったかな)の
強硬な反対に遭い、ターゲットを広島に変更。

この陸軍大将は、
戦争終結後のことを見据えていて、
もし京都を壊滅させたら、
日本人との和解は望めない…と考えました。

なんとしてもGOサインがほしい軍部は、
広島は一大軍事都市なので、
非戦闘員の被害はほとんどない…と情報を操作し、
投下へと突き進んでいきます。

これを止めることができたのは、
国のトップである大統領だけ。

もしトルーマンが中止の命令を下していたとしたら、
その時は、議会や国民から非難され、
辞職に追い込まれたかもしれません。

でも長い目で見たら、
彼こそが真のヒーローとなっていたでしょう。

トルーマンは、原爆投下を積極的に指示した大統領…と
ずっと認識していましたが、
残された文書や資料などから、
必ずしもそうではなかった…ということが、
明らかになりました。

投下後、トルーマンは、非難を免れるため、
「戦争を早く終結させて、
日米両方の人的被害を防いだ」という
後付けの理由を発表。

ですが、それも情報操作で、
真実ではありませんでした。


こうやって、今まで隠されていたことが、
どんどん明るみに出てきます。

分からないだろう、
ばれないだろう…と思っていることが、
白日の下にさらされる時代。

ノーモアシークレットの時代がきているのですね。

こういう大きな歴史的事柄だけでなく、
私たちの日常でも、それは起こり始めています。

これからは、隠し事ができなくなってくるのです。

さて、あなたには、
隠しておきたいことがありますか?

そして、誰にも見せたくない部屋がありますか?

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