断捨離の防波堤 | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

おはようございます。

昨日は富山に行ってきました。

片道1時間のドライブは快適なり。

北陸自動車道の両側が、
あっちもこっちも、ほのかにピンク色。

そこにモクレンの白や
柔らかい緑が混ざって、
本当に美しかった…。

例によって写真はありません。

運転中なのでね。

写真に撮りたい気持ちは山々ですが、
今だけの画像として、目に焼き付けました。
 
(参考画像(^^ゞ)

さてさてさて~~~、
我が家の二階の階段前に、こんな素敵な光景が!
 

息子が断捨離しました~~~きゃぁ~ きゃぁ~ きゃぁ~ きゃぁ~ きゃぁ~

こ、こんな日が来るなんて…泣き1 泣き1 泣き1 泣き1 泣き1

断捨離初心者だった頃、
私はひとつの間違いを犯しました。

「人のモノには手を付けない」

これは断捨離の鉄則ですが、
舞い上がっていた私は、
このルールを破りました。

だって…、床が見えないほど
散らかっている息子の部屋、
なんとかしたかったんだも~~ん。

初心者が陥りやすい落とし穴。

人のモノほど、ゴミに見える…ってヤツです。

自分のガラクタが山ほどあるにも関わらず、
とにかく人のモノが目について、
邪魔で邪魔でしょうがないと感じます。

ある日、私は、
息子が学校に行っている間に、
部屋を片付けました。

 

…といっても、
なんでもかんでも捨てたわけではなく、
誰がどう見たってゴミ…みたいなモノだけを捨て、
残りは本棚に立てたり、箱に入れたり、
机に並べたり、積んだりして、
水平面と床面を確保。

掃除機をかけ、拭き掃除までして、
部屋は見違えるように
きれいになりました。

さて、当時高校生だった息子、
学校から帰ってきて、

「うわっ、きれいになった!
お母さん、ありがとう

…なんて、言うわけがありません。

彼は烈火のごとく怒り、

「俺がこの家の
断捨離の防波堤になってやる!怒 」と宣言。

最大の抵抗勢力となってしまいました。
 

私物を勝手に触られたら、
それは誰だってイヤですよね?

それが思春期の子どもで、
相手が親なら、なおさらです。

…というわけで、
絶対に断捨離はしないと決意しちゃった息子。

人を動かすことは、
山を動かすよりも、難しいのですから、
こうなったら、テコでも動きません。

その息子が~~~。
 
 
新しい年度を迎えるにあたり、
不要になったプリントやテキストや参考書を、
自ら断捨離して、部屋の外に出しました。

全部、紙だから、重たい。

…けど、そんなことは全然苦になりません。

後のことは、私にお任せあれ~~。逢いたい!

同時に山のような洗濯物も出ていましたが、
こちらも私にお任せあれ~~。逢いたい!


なにが彼の心を変えたのか?

…それは分かりません。

ですが、防波堤宣言から6年。

徐々に片づいていく住まいと、
少しずつ笑顔をとりもどし、
ごきげんになっていく母に、
なにかしら思うところがあったのでしょうね。
 

人に断捨離を強要することはできません。

断捨離は自分のために。

自分が快適な空間に暮らすために。

自分のごきげんをとるために。

淡々と進めていくだけ。

貴方の変化を一番最後に認めるのは、
一緒に暮らす家族です。

たまに会った人は、
貴方の変化にすぐ気づくし、
すごいね~~と言ってくれるでしょう。

でも、全てをさらけ出している家族、
貴方の裏も表も見ている家族が、
「本当に変わったね」と口に出した時、
それは本物です。

これは本物だ…と認めざるをえない、
山が動くって、
きっとそういう時なのかもしれませんね。

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