こんなモノあった その5 | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

雪がガンガン降っております。

ガンガンな勢いなんですが、実はとても静かです。

雪は音を吸収するのでしょうか。

それとも雪女の殺気が漲っているからでしょうか


いずれにしても、
音のない世界にひらひら舞い落ちる白い結晶は、
とても幻想的です。雪の結晶

明日は成人式。

夜行で故郷に帰ってくる子もいるでしょう。

みんな、無事に着きますように。


年末の断捨離で出てきたのは、
その夜行で帰ってくる20歳の子が、
小学校の家庭科の授業で縫ったふきん


ふきん…だよね、これ?

もしかして花瓶敷きかな…。

この不揃いの荒い縫い目がなんとも愛しくて、
ずっと保管してありました。

文句たれながら、

一針一針縫ったんだろうな…。

もちろん実用性はありません。

本人はこんな物を作ったことすら、
とうの昔に忘れています。

愛着もないでしょう。

捨てられないのは、「母」なんですね。

声変わり前の少年だった頃に
チクチク縫ったんだ~~、
そんな時代もあったよね…、というノスタルジー。

明日、成人式を迎える息子。

ちゃんと大きくなった。

ちゃんとここまで育てた。

あの頃も今も、
愛しいことに、変わりはありません。

だったら、
証拠品はもういらないかな。


実はこのふきん、
以前にも断捨離の対象になりました。

でもその時は、手放せませんでした。

何の役にも立たないし、
使ってもいないけれど、

「捨てたくなかった」から。

あれから少し時が経ち、
今度は自然に、もういいかな…と思えます。

私自身が変化したからなんでしょうね。

断捨離は、無理やり捨てることを、

推奨していません。

目的は捨てることではなく、
自分と向き合うことだから。

どうしても嫌だ…と思う時は、
持っていればいいのです。

もういいや…と自然に思える、その時まで。

捨てる痛みに向き合う場合もあれば、

時を待つ場合もある。

ケースバイケースで
いいんじゃないでしょうかね。(*^_^*)



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