思い出は美しすぎて | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

雪の金沢から、こんにちは。
断捨離マラソンfrom金沢

素敵なお知らせです。

3月に池袋で、やましたひでこの特別講演会があります。

なんともびっくりな企画です。

ご都合のつく方は、是非!


特別講演会「やましたひでこの断捨離入門」
http://www.yamashitahideko.com/seminar/130308tokyo/

日時:2013年3月8日(金)14:00~16:00

場所:豊島区民センター
    イーストステージいけぶくろ(文化ホール)

参加費:1,000円

定員:214名



さて、先日のダンシャベリ会で、
子どもの作品をどうするか・・・という話題が出ました。

我が子が一生懸命作った作品だから、

愛おしくて捨てられない。

特に、自分が一緒に関わった作品は、

その時の光景がまざまざと蘇ってくるので、

捨てるなんて、とてもできない・・・とのこと。

夏休みの自由研究などでしょうか。


私にもあります、そんな経験。

当時小5の息子が、

アボリジニーについて調べ、

文章を練りこんで、清書し、

資料やイラストをつけて、

力作を仕上げたことがあります。


私も資料集めをしたり、

難しい文献の説明をしたりして、手伝いました。


「頑張ったね!」と心から賞賛を贈れる作品でした。

親にとっては、子どもの成長の証、

輝かしい勲章みたいなもの。

でも当の本人は、提出してしまえば、それで終わり。

要らない・・・と言います。


娘が小4だった時は、
聴診器を使って、
近所の犬猫の心拍数を調べました。

暑い最中に、嫌がるペットを捕まえて、
たくさんのデータを取りました。

でも科学者みたい!・・・と
感動していたのは私だけで、
娘にとっては、宿題のひとつに過ぎません。


ある時は、紙粘土で作った魚を、

発泡スチロールの海に突き刺して、

水族館を作りました。

私が熱くなりすぎて、

ハリセンボンやダイバーまで作ってしまい、
自分で頑張ったという達成感を

娘から奪う結果となりました。

作品展が終わってからも、
娘の素敵な作品(・・・と私は思っていた)に
執着していたのは私だけ。

本人はあっさりしたものでした。
断捨離マラソンfrom金沢

私の母はセミ・ダンシャリアンなので、

不要なモノは捨てますが、

処分に困るものは、私に押し付ける癖があります。


その最たるものが、
私の子どもの頃の作品一式。

「あんたのモノだから、持っていきなさい。」

笑顔で渡された作品類は、プラスチックケース2個分!

こんなモノを、ホイホイとゴミ袋に入れられるほど、

私もドライではありません。

全部読んだり、見たりしたいわけでも、
これからも大切に保管したいわけでもありませんが、
いざ捨てるとなると、心がチクチク痛みます。

お母さん、ひどいよ!

確かにかわいいけれど、
こんな絵を何十枚と渡されても…(^_^;)
断捨離マラソンfrom金沢


子どもの作品を残しておくのは、親の勝手ですが、
そうするのであれば、

最後まで責任を持ちましょう。

間違っても、自分のノスタルジーの後始末を、
子どもに押し付けたりしないように!


ダンシャベリ会では、
全てを残しておくのではなく、

本当に好きな作品や

思い入れのある作品に

厳選して保管するという結論に達しました。

断捨離筋肉がついて、

もう要らないと自然に思えるようになってから、
捨てるのも、もちろんアリです。


子どもの作品に執着しているのは、

たいていの場合、本人ではなく親です。

作品はいわば、

「こんなに子育てを頑張った私」の証拠品。

でも証拠品がなくても、
一生懸命子育てした事実は消えませんし、

子どもにかけた愛情もなくなりません。

証明する必要なんて、どこにもないと、
心から納得できた時、
証拠品は役目を終えます。

思い出は、胸の中にあれば十分だと思いませんか?


(つづく)


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