マンツーマンの断捨離セッション。
今日のお客さまは、Aさまでした。
一度、直接、お目にかかっています。
その時のはつらつとした笑顔が印象的で
今日も、画面越しに生き生きとされてて
「お元気そうだな」と思いました。
..........
ところが。
Aさまのお話をお聞きするにつれて、
印象は大きく、書き換わりました。
Aさま、サラリとお話されていたけれども、
とても大変な歳月を過ごして来られました。
Aさまは、ご苦労を他人に
お見せにならない方のよう。
心にはずっと、ご自身でも
「気づいていない」葛藤を
かかえておられたようです。
..........
そんなAさまが「本当の気持ち」を
訪ねあてられたお話は、圧巻でした。
ある日、Aさまはわき目もふらず、
家の汚れを落としておられたそう。
その汚れを見つめていたら･･･
ご自身のいつわりのない気持ちに
気づいてしまわれたそうなんです。
ドロドロの汚れを見ていたら、
うっとおしい、と感じられて、
ふいに家族がオーバーラップ。
突然、ひらめかれた。
自分は、
この汚れのうっとおしさと同じように、
家族をうっとおしいとおもっていたと。
そんなふうに感じられたそうなんです。
..........
これだけでも、すごいことなのに。
さらに状況は展開していきました。
家族をうっとおしいと思われた
Aさまでしたが、、、
なんと、その夜のこと。
当のご家族ご本人のほうから
「距離をおこう」と申し出があり！！
Aさまは、
とてもビックリしたと
おっしゃっていました。
そりゃあそうですよね。
いったい、なんですか？
この汚れの断捨離からの、
お相手からのお申し出は。
想定外の関係性の進展は！
ドロドロをかき出したら。
ピカピカに、みがいたら。
新たなものが流れ込んできた。
つまりは、Aさまご自身も
想像もしていないところで
人生が動き出してしまった。
思わず、鳥肌がたちました。
まさしく、断捨離なんですよね。
これこそ、断捨離なんですよね。
Aさまの、断捨離だったのです。
..........
Aさまには、私からも
少しだけアドバイスを
させていただきました。
この機をのがしてはなりません。
さらにもっと「出す」のが大事。
たとえば、
断捨離の三種の神器である、
笑顔と素直と美意識を胸に
一ヶ所で良いから、お気に入りの場を
ご自宅に創るという目標を設定して、
今日のところは終了いたしました^^
..........
Aさまからは、セッションの
ご感想もいただいております。
・話を聞いてもらいたい気持ちになりました。
・受けとめていただいた感覚になりました。
そんなふうに思ってくださって
ほんとうに、ありがたいです。
ふと、患者さんやご家族のお話を
数え切れないほどお聴きしてきた
看護師時代を思い出しました。
そうでした。
私のお仕事は、もともとが「聴く」こと。
..........
今日の、Aさまとのセッションは、
片づけのご相談にとどまりません。
断捨離すると、人生はタイムリーに動く。
そんな瞬間を垣間見させていただきました。
ひょっとしたら、
次は、あなたの番ですよ！
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