昨夜の、ETV特集、〝漁師と妻とピアノ〟
大変深かったです。
さんまさんの番組で拝見した時は正直、
52歳から、フジコヘミングさんに憧れてピアノを始めて、カンパネラが弾けるようになるなんて、人間、やってやれないことはないな…
くらいにしか思っていなかった。
とんでもなかった。
その後、カンパネラをただ弾けるようになればいいレベルから、かなり逸脱して、素晴らしいカンパネラを極めるために、並大抵ではない努力をされていたから。
PTNAコンペティション、グランミューズ部門、Cカテ、予選突破されているとは!!!
Cカテは、学歴職業による制限なしだから、プロの方と同じ土俵。
しかも、カンパネラで…。
尊敬以外の何ものでもない。
ピアノの先生でいらっしゃる奥様は、直接のご指導はされていなくて、聞かれたときのアドバイス程度とおっしゃっていた。
奥様との関係性なり距離感がかなり描かれていた。
さめているようでもあり、夫婦にありがちなわかりあってるいるからこそのようでもあり。
夫が異例のことに挑戦していて、ましてや奥様の専門のピアノ…。
めちゃめちゃ心配されて、本番はいつも付き添われていて、素晴らしいサポートではないか。
緊迫した場での夫婦のぶつかりの時は、すーっとその場を離れていくの、共感した。
本業の、海苔漁の不作も深刻な様子。
その上での、長年にわたる、1日もかかさない長時間の練習。
ついに、フジコ・ヘミングさんのコンサートで、カンパネラを弾かれて、フジコさんに「私より上手い」と言われる日が訪れて。
比較の問題ではないけれど、徳永さんのカンパネラも素晴らしい音だと私も思った。
これは奇跡なのかもしれないが、美しい真実。
難曲かどうか、ピアノ初心者だから、高年齢だから、などのハンデを乗り越えた、ということよりも、
ピアノを弾ければいい、ただ楽しければいい、だけの目標にとどまることなく、
コンクールという確かな目標に向かって、ピアノに真摯に向き合って、頑張り続けた、努力の賜物。
私は、心底憧れます😍
私はカンパネラは弾かないけれど、コンクール目指すし、自分のピアノを極めていきたいので。
素晴らしい番組をありがとうございました。
映画も楽しみにしています。
クラファンしようかな。
ラズベリー