バーガーキング
こんにちは。
最近家でたまにハンバーガーを作っておりますダンサンスタッフの神山です。
作ってみる前は、あー明らかにめんどくさそーだなーと思い、どうも作る気になれなかったんです
が。
先月辺りの「男子ごはん」でハンバーガーを作ってて、
それを見て無性に食べたくなり、勢いで作ってみました。
結構楽勝でした。
もう特に何も見なくても数種類は作れます。
ハンバーグ作ってパン切ったりして材料が全部そろって、
重ねてはさんでいくところがとても楽しいです。
マックの店員だったら絶対にこんなこと言えないでしょうが。。
次はマックのセットメニューをコピーしてみたいと思います。
今回紹介するのは、そんな低次元な趣味のお話ではなく、
料理にこれでもかというほど命をかけている人のマンガ
ではなく、それとはもう全然なんも関係ない哲学的不条理ギャグマンガ。
- ギャラクシー銀座 1 (ビッグコミックススペシャル)/長尾 謙一郎
- ¥580
- Amazon.co.jp
- この本ほど紹介しづらいマンガは無いです。
- 脈絡とか、伏線とか、もう、バカです。
- 関係無いです。
- 毎回舞台設定が変わったり、それでいて急に話につながりが見えたり、かき消されたり。
- 読んでるうちにあることに気付くはずです。
- 読んでみないことには、何も分かりません。
- 読んでるうちにあることに気付くはずです。
- とても宇宙的なマンガです。
- 好きな人はめっちゃ好きで、嫌いな人は絶対読めない、そんなマンガです。
作品の中の、ある2つの話を頑張ってあらすじを紹介してみようと思います。
(このマンガはネタばれしても全く破壊力は変わらないけど、以下一応ネタばれなんで読みたい人だけドラッグして反転させてください)
まず一つ目。
どこかの区民会館か団地の一室で、合唱クラブ「かすみ草クラブ」のおばさん数名が、合唱の練習をしている。
曲は「はるかな尾瀬」。
みなさん真剣に、かつ楽しそうに歌っている。
主人公の母親の北古賀さん(以下ママ)もその中の歌い手の一人として、一生懸命歌っている。
曲はクライマックス、
「はぁるーかーなー おぉぜぇぇーー!!」
というところで、ママはオエッとえづき、暗い廊下で飛び出していく。
そして掃除用のバケツに、宇宙人っぽい小さな生き物を吐き出す(どう見てもグレイ)
指揮者に大丈夫?と声をかけられ、
更年期障害の一種みたいなものだから・・・と答える。
宇宙人っぽい小人は息絶え絶えに「尾おぉぉぉ・・・・ぜぇぇぇぇえぇぇ・・・」とか小さくつぶやいている。
ママは今の気持ちを尾崎放哉のいうところの「咳をしてもひとり」という感じだと捉える。
お水とともに、ママはグレイを「あーん・・・・」と飲み込む。
そして一言「やだっ・・・、おもちみたい・・・・」
つづく。
終わり。
そして次の週のお話。
ハスキー美美という、網タイツを穿いて裸にジャケットを着たコテコテの大阪人っぽい女ロッカーが竹やぶの前でライブをしている。
メンバーはギターのポーやんとの2人。
ハスキー姐は、オーディエンスに向かって語り続ける。
そして叫ぶ。
「女って竹やぶの中に入らなあかん時があると思うね~ん!!!」と。
ファンからはキャーという声援と「入らないでぇ!」という悲痛な叫びが。
ファンのみんな泣き始める。
美美はそれに感動し、「もう竹やぶには入るなんていわへーん!!」と言い、ファンからは歓喜の叫びが。
話が変わり、ファンの皆に竹やぶとは何かを問いはじめる。
数名のファンがそれに答え(心理学的考察、ピーチパイなど)、美美は次にポーやんにそれを聞く。
ポーやんはそれとは全く関係のない天王寺のラーメン屋での話をし始め、美美につっこまれる。
盛り上がりを見せる若いファンの群れの中で、寂しげなうすらはげのオッサンがひとり笑いの渦から取り残されていた。寂しさの中で、あることに思いを巡らせていた
「で、竹やぶって何・・・・?」と。
オッサンはこうも考えていた。(私はもう若くない。そしていつか・・・死ぬ)と。
しかし、オッサンが何よりも不可解だったのが、その後の事だっだという。
美美は観客に「みんなホンマゴメーン!やっぱ美美竹やぶに入るワー!!」と叫び、
裸で竹やぶに消えていった。
すると2日後、彼女は仏像になっていたのだ。
舞台は変わり、ラジオスタジオのマイクの前に立ったオッサン登場。
あの事について本当にビックリしたと言い、そしてそれを機に信仰心を持つことができたのだと語るおっさん。
そしてラジオ「心のともしび・・・宗教の時間」が終わる。
続く。
はい、こんな感じです。
コレがギャラクシー銀座です。全く意味が分かりません。
何ではるかな尾瀬?なぜ吐いたのをまた飲み込むの?
ポーやんギター抱えてるだけやんか。というか美美は竹やぶん中入っちゃったけどポーやんどこいったの?
次の次くらいの話で、またなんも無かったように普通にもどってるけど何なの?
謎しかありません。ツッコミは粋じゃない。
読んでみないと分からないのです。
意味は読んでもわかりませんが、面白さは読んだら分かります。
とりあえずわけのわからない流れに乗ってしまえばいいと思います。
何かに気づけるはずです。
作者の前作「おしゃれ手帖」もおすすめ。
おわり。