先々月、
我が空手の弟子Kが彼女と別れちゃいました。
かなり落ち込んでいたK…
その時の話しをさせてください
実はK…地元では かなりの『悪』として名前が通っています。 勿論、塀の中の施設にも長くいました。
ウチの空手道場に見学に来た時は、目つきが鋭く 人を寄せ付けないオーラを身にまとっていました。
一目見て僕は分かりました。
Kは自分を変えたいんだな…と
周囲から『悪』とレッテルを貼られ、自分のやる事に唾を吐きながら、周囲の人間を睨み付けながら生きてきたK。
決意して 我が道場の門を叩いたKを 僕は歓迎して受け入れました。
僕の周囲からは Kの入門に反対する声も沢山聞こえてきたのも事実です。
しかし、僕は全然気にせず笑って 反対する人達に応えました
『過去なんか知らね~し、どうでもいい。今を頑張る人は、この道場に必要♪』
と。
そしてKは 頑張って空手を始めました。
更に 歳が離れた道場の子供達とも話しをさせたり、遊ばせたりもしました。
僕もKと色々と話しをしました(特に下ネタ話し…)。
すると、面白いことに 道場に来てから 僅か半月で Kは笑顔が輝く、ナイスな顔に変わってきました。
しかし、生まれつき顔が悪かったので、それ以上は良くなりませんでした。ざまーみろ
元々 Kには子供のような純粋な心が 存在していたんですね! それを自らの氷のような冷たい刃で隠していただけのことだったんですね。
そんな時、Kに彼女が出来ました♪
真っ先に僕に彼女を紹介してくれた時は マジで嬉しかったです。
結婚祝いパーティーも、みんなで盛大に開催してあげました。誰もがハッピーなゴールインだと 思っていました。
しかし…先々月に突然 彼女は実家に帰ってしまったんです…
その日からKは 空手道場にも来なくなりました
僕は たまにKと連絡をとり、道場へ来い…と誘いました。
しかし Kは理由を付けて 全く現れませんでした。
1ヶ月経ち、とうとう痺れを切らした僕は Kに命令を下しました。
『今日は絶対来い』
と。そして ようやくKは、夜 道場に来たんです。
僕はKの顔を見て驚きました。 Kは昔の顔に戻っていたんです!
更にKは酒を飲んで、ジャージ姿で現れたんです!
僕はKに質問しました
『何故、空手衣を着て来ない?』
Kは言いました
『彼女のことが忘れられなくて…毎日酒に溺れちゃっています。今日も昼間っから酒を飲んでいたんです』
久しぶりにKが道場に顔を出したのに、道場の子供達は 誰一人 Kに近付こうとしませんでした。
僕はKに語り始めました
『右手出せ!』
Kは???のまま右手を前に出しました
『あんたは今、その利き腕の骨が折れていると思いなさい。痛いよな~…骨が折れているんだから!利き腕だから何も出来ないしな!まあ、その痛みは 心の痛みだけどな! ただ、あんたは その骨折した右腕を みんなに見せて ただ「痛い~痛い~」と叫んで泣いているだけなんだよ。一瞬の痛みを和らげる麻酔と言う名の 酒を飲んで逃げているだけ…麻酔で骨は治るか?痛みは消えるか?』
K『いいえ…』
『あんたは、折れた骨を悔やんでいるだけだよ…治すことも考えずに。逃げているだけ!折れた骨を治したかったら、自分で逃げずに動きな! 湿布を貼ったっていい、何かで固定したっていい、必ず折れた骨は治る!痛いけど頑張ってリハビリすれば、必ず折れた骨は治る!カルシウムを自ら飲めば、必ず折れた骨は治る!立ち向かっていれば、周りのみんなが必ず その腕を優しく触ってくれて癒やしてくれる!更に、折れた骨は 完治すると 一段と強く太くなるんだよな!あんたは骨が折れただけなんだよ、考えてみろよ』
Kは自分の右腕を見つめながら 何度も頷いて、力強い声で応えました
『押忍』
と。 そして僕は最後に言いました
『よし!明日は、空手衣を着て稽古に来いよ!』
Kは再び力強く応えました『押忍』と
そしてKは 道場を出る時、僕に謝ってきました
『師範、すみませんでした。自分のせいで稽古を中断させてしまって…』
僕は笑顔でKに言ってあげました
『アホか♪これが本当の稽古だろ!体を動かすだけが稽古じゃないだよ! 考える稽古が出来なくて空手が出来るか!!仲間に語れるか!! 道場と言う物は、己の道を探す場所。己の道を考える場所。己の道を鍛える場所。己の道を極める場所なんだから♪』
Kの顔に 笑顔が戻りました!温かい顔に戻りました!
でも、生まれつき顔が悪いから…ね~
そして Kが道場を出る瞬間、勝手に 道場の子供達は出口まで走り、笑顔で仲間のKを見送っていました♪
あれからKは休まず稽古に来ます。
しつこいくらい来ます。
ムカつくくらい来ます。
道場に、温かい笑顔を運んで来てくれます。
さあ、今夜のスラム街道場の稽古も…熱くなりそうだ♪
今更
Kは きな粉団子さんだ…
なんて絶対言えないよな…
m(__)m
我が空手の弟子Kが彼女と別れちゃいました。
かなり落ち込んでいたK…
その時の話しをさせてください
実はK…地元では かなりの『悪』として名前が通っています。 勿論、塀の中の施設にも長くいました。
ウチの空手道場に見学に来た時は、目つきが鋭く 人を寄せ付けないオーラを身にまとっていました。
一目見て僕は分かりました。
Kは自分を変えたいんだな…と
周囲から『悪』とレッテルを貼られ、自分のやる事に唾を吐きながら、周囲の人間を睨み付けながら生きてきたK。
決意して 我が道場の門を叩いたKを 僕は歓迎して受け入れました。
僕の周囲からは Kの入門に反対する声も沢山聞こえてきたのも事実です。
しかし、僕は全然気にせず笑って 反対する人達に応えました
『過去なんか知らね~し、どうでもいい。今を頑張る人は、この道場に必要♪』
と。
そしてKは 頑張って空手を始めました。
更に 歳が離れた道場の子供達とも話しをさせたり、遊ばせたりもしました。
僕もKと色々と話しをしました(特に下ネタ話し…)。
すると、面白いことに 道場に来てから 僅か半月で Kは笑顔が輝く、ナイスな顔に変わってきました。
しかし、生まれつき顔が悪かったので、それ以上は良くなりませんでした。ざまーみろ
元々 Kには子供のような純粋な心が 存在していたんですね! それを自らの氷のような冷たい刃で隠していただけのことだったんですね。
そんな時、Kに彼女が出来ました♪
真っ先に僕に彼女を紹介してくれた時は マジで嬉しかったです。
結婚祝いパーティーも、みんなで盛大に開催してあげました。誰もがハッピーなゴールインだと 思っていました。
しかし…先々月に突然 彼女は実家に帰ってしまったんです…
その日からKは 空手道場にも来なくなりました
僕は たまにKと連絡をとり、道場へ来い…と誘いました。
しかし Kは理由を付けて 全く現れませんでした。
1ヶ月経ち、とうとう痺れを切らした僕は Kに命令を下しました。
『今日は絶対来い』
と。そして ようやくKは、夜 道場に来たんです。
僕はKの顔を見て驚きました。 Kは昔の顔に戻っていたんです!
更にKは酒を飲んで、ジャージ姿で現れたんです!
僕はKに質問しました
『何故、空手衣を着て来ない?』
Kは言いました
『彼女のことが忘れられなくて…毎日酒に溺れちゃっています。今日も昼間っから酒を飲んでいたんです』
久しぶりにKが道場に顔を出したのに、道場の子供達は 誰一人 Kに近付こうとしませんでした。
僕はKに語り始めました
『右手出せ!』
Kは???のまま右手を前に出しました
『あんたは今、その利き腕の骨が折れていると思いなさい。痛いよな~…骨が折れているんだから!利き腕だから何も出来ないしな!まあ、その痛みは 心の痛みだけどな! ただ、あんたは その骨折した右腕を みんなに見せて ただ「痛い~痛い~」と叫んで泣いているだけなんだよ。一瞬の痛みを和らげる麻酔と言う名の 酒を飲んで逃げているだけ…麻酔で骨は治るか?痛みは消えるか?』
K『いいえ…』
『あんたは、折れた骨を悔やんでいるだけだよ…治すことも考えずに。逃げているだけ!折れた骨を治したかったら、自分で逃げずに動きな! 湿布を貼ったっていい、何かで固定したっていい、必ず折れた骨は治る!痛いけど頑張ってリハビリすれば、必ず折れた骨は治る!カルシウムを自ら飲めば、必ず折れた骨は治る!立ち向かっていれば、周りのみんなが必ず その腕を優しく触ってくれて癒やしてくれる!更に、折れた骨は 完治すると 一段と強く太くなるんだよな!あんたは骨が折れただけなんだよ、考えてみろよ』
Kは自分の右腕を見つめながら 何度も頷いて、力強い声で応えました
『押忍』
と。 そして僕は最後に言いました
『よし!明日は、空手衣を着て稽古に来いよ!』
Kは再び力強く応えました『押忍』と
そしてKは 道場を出る時、僕に謝ってきました
『師範、すみませんでした。自分のせいで稽古を中断させてしまって…』
僕は笑顔でKに言ってあげました
『アホか♪これが本当の稽古だろ!体を動かすだけが稽古じゃないだよ! 考える稽古が出来なくて空手が出来るか!!仲間に語れるか!! 道場と言う物は、己の道を探す場所。己の道を考える場所。己の道を鍛える場所。己の道を極める場所なんだから♪』
Kの顔に 笑顔が戻りました!温かい顔に戻りました!
でも、生まれつき顔が悪いから…ね~
そして Kが道場を出る瞬間、勝手に 道場の子供達は出口まで走り、笑顔で仲間のKを見送っていました♪
あれからKは休まず稽古に来ます。
しつこいくらい来ます。
ムカつくくらい来ます。
道場に、温かい笑顔を運んで来てくれます。
さあ、今夜のスラム街道場の稽古も…熱くなりそうだ♪
今更
Kは きな粉団子さんだ…
なんて絶対言えないよな…
m(__)m