ポテトチップス袋が白黒問題
2026年5月15日カルビーがポテトチップスの袋を白黒にすると話題になっていたのでちょっと調べてみました。ナフサ(基礎原料)の供給は足りている(または代替調達が進んでいる)にもかかわらず、トルエンが不足してしまうことが原因のようです。プラスチックなどに印刷するには、塗料を定着させるために溶剤が必要なのだそうだ。その溶剤とはトルエンです。ナフサは主に「石油化学(基礎化学品)」の原料として使われます。一方、溶剤やシンナーなどに使われるトルエンは、原油をガソリンなどに精製する過程(リフォーミングなど)で直接作られます。トルエンはガソリンのオクタン価(エンジン性能)を高める基材としても非常に重要です。 そのため、原油精製メーカーは化学原料の供給よりも「燃料としてのガソリン需要」を優先して製造・調整を行う傾向があります。政府のガソリン補助金などの影響で国内の燃料市場が歪み、石油元売会社が「ナフサから作られる製品」と「精製所で直接作られるトルエン等の製品」を連動させて安定供給することが難しくなり、川下の市場で特定の品薄(目詰まり)が発生しているのが現状です。「ナフサの量」と「トルエンの量」は別のルート・目的で生産されるため、原料全体の供給量に問題がなくてもトルエンだけが不足する事態が起こっています。このように、一部の石油製品(トルエン等)が不足し値上がりしてしまったので、政府としては石油元売会社に製品の安定供給を働きかける必要があるのです。やはり、お菓子のパッケージはカラフルな方がいいな~等と思う今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。