昨日は夫と二人、夫の姉の葬儀に行った。朝8時過ぎの電車に乗り、乗り継いで。

暑いので、フォーマル用のズボンに上はフレンチ袖の夏物を着て。

ついてすぐに上だけ長袖のフォーマルに着替えた。会場は冷房がすごく効いているので、ちょうどよかった。

 

待ち時間などたくさんあったので、久しぶりに会った姪ともたくさん話ができた。

姪は一人娘、若いころ一度結婚したが、今は独身で子供もいない。

一流大学を出て、一流の職業と職場で長く勤めている。金銭的には十分だと思う。しかしこれからのことを考えると、やはり不安はあると思う。

 

お墓の話になった。姉の連れ合いが25年も前に亡くなり、そのころに鎌倉駅に近いお寺の墓所を購入していた。義兄は一人そのお墓に入っている。

駅からは近いが、お寺の山門を入ってから山を登るような墓所なので、行くのが大変。

 

義姉はその墓には入らず、散骨希望だそう。あと見る人もいないし。姪自身もいずれはそうするとのこと。

 

エッ、お墓はどうするの? とちょっとびっくり。義兄にしてみれば、「〇子、やっと来ると思ったけど、お墓には来ないんだね」というところだ。

 

いつかテレビで仏教のお坊さんが、「骨というのは物にすぎない。魂が宿っているのではない」と言っていた。確かにそうだ。魂がどこかに宿るとすれば、位牌だろう。そのための入魂儀式だ。

 

法律で縛られるものは何もない。お骨をずっと身のそばに置いている人だっているし。

 

夫と一緒のお墓に入らないという選択。それもありなんだなと、私は妙に感心した。

頭がよく、きっぱりとした性格の義姉らしい。

 

わたしはどうするかな。我が家のお墓には夫の両親と弟が入っている、夫より先にそこへ入ってゆくのは、やっぱりいやだな。魂がそこにないとしても。