朝9時半、内科の予約があった。6月の血液検査の結果、肝機能(γgtp)の数値が高かったので、今日もう一度採血、エコー検査ということになっていた。

 

肝機能は30年以上前にも一度数値が上がって、その時は目がはれぼったくなったので、腎臓でも悪いのかと心配になり、市立病院で検査を受けたら。腎臓ではなく肝臓だった。要入院だったが、ベッドに空きがなく、家で安静にしながら薬を飲んで、空きを待った。1週間くらい後に入院できたが、この家で待っている間が一番つらかった。

体がだるいのに、入院が長引いたらどうしようと思って、家族の季節の衣類をわかりやすく入れ替えたり、庭の木の枝が伸びたらと思って枝切りをしたり。主婦が家にいて安静になんてできないものだと思った。

 

入院の日も家族が会社や学校に出払った後、洗濯機を回し、掃除機をかけ、まとめた荷物をもってタクシーを呼んだ。運転手さんがお見舞いですかというので、いえ、これから入院するんですと答えたら、それっきり病院に着くまで無言だった。

受付に行くと病棟の看護師(当時は看護婦)さんが待っていて、即車いすに乗せられた。私病人なんだと初めて気が付いたようなもんだった。

2週間ほど入院した。6人部屋だったので、深刻な病人もいたが、女同士おしゃべりしたり、情報を得たりして、けっこう記憶に残っている。

 

今回は目がはれぼったくもないし、だるさもないので楽観していた。今日は採血して、エコー検査もした。肝臓、腎臓、胆のう、すい臓などエコーで見て、どこも悪いところはないということだった。

 

やれやれ、それで今2本目を飲みながらこの文を書いているのです。