賛成する人もほとんどいないし、責任をとる人もいない。

 

甘やかされ、叱られることはなく、周りの人はいつも自分に従い、自分の希望は常にかない、拙い結果は誰かが蓋をしてくれる。そうやって大人になると、30にもなっても、物事がわからないし、もとより人を見る目がない。自分に不幸なことが起こるわけがないと固く信じている。それはそうだ、これまで不幸なことは起こらなかったのだから。

 

民間人は、常に幸福の裏にある不幸に身構えて生きている。大げさではなく、それが自然な生き方だ。だから成長するし、人を見る目も養われる。将来に備えることもする。

 

誰が何を言っても聞かなかった結果に、自分で責任をとれるなら、それでいい。おそらくこの先も吸い取られ続けるであろうお金を、自分たちで稼ぐこと、せめてこれは守ってほしい。われわれはプリンセスのわがままと、それをものにする怪しげな親子のために税金を払っているのではない。

 

日本より治安が悪く、日本より物価が高く、日本よりはるかに競争の厳しいところで、生き抜いたら少しは国民もよかったねって言えるかもしれない。そんな日が来ればいいね!