昨日の午前、ピアノに出かける準備をしていて、腕時計がないことに気が付いた。わたしの腕時計は2個あって、高級な方のザ・シチズンが見当たらない。もう一つのネットで安く買ったのは、細いゴールドでちょっと必要な時や、温泉などに行くときに着ける。高い方は最近はもっぱらピアノの日しかつけない。ピアノを弾くときに手首が目立つからだ。別に見栄を張るわけではない。
ともかくそのザ・シチズンが、一番上の引き出し、出かけるときに必要なパスモやシニアグラスや出番の多いネックレスの入った場所にないのだ。前回ピアノから帰って、暑いのですぐに外して、どこか置いてしまったのか。ピアノのときに持つバッグを、底までさらってみたが、ない。
昨日はそのまま出かけ、データ移行でスマホを預けたまま昼食をとりに行って、まあ、こんな時に限って腕時計をしていないと、自分に腹を立てた。通りかかりに店員さんに腕時計が付いているのを見て、今何時ですかと聞いたりした。
夫がわたしの古い腕時計を見て、こんな腕時計をしているのはかわいそうだから買ってやると言い、10年以上前に、ピアノの帰りに秋葉原で待ち合わせて、ヨドバシで買ってくれたものだ。以来大切にしてきた。
その腕時計がない。夫に言うと怒るかな。どうしよう、言うべきか、知らん顔をしているか。
そして今朝、念のためにと、ピアノ用や、英語の日に持つバッグの入った衣装ケースを、引きずり出してみると、OH! あるではないか。小さくつつましく。
前回、バッグのポケットから滑り落ちたのだろう。
誰にも言わなくてよかった、とホッとしているところ。