お盆だった。我が家は、迎え火を炊き、送り火を炊く。毎年同じことをする。それだけのことで、きちんとやっている感を味わってしまう。いいのかな、と心の隅で思うけれど。
実家には、今年は母が施設に入ったので、省略してもいいのにと思っていたけれど、兄に聞くと、例年通りにすると言うので、お寺さんが来る日に合わせて花を送った。お花は、買ってくるのが手間だと思うので、少しでも助かれば、の気持ち。
さて、息子や娘の仕事はカレンダー通りなので、お盆休みは基本ない。かかってくる電話が少なくて仕事がやりやすいのだそう。
14日に息子が送ってきて、お嫁さんと孫娘2が残り、昨18日に迎えに着て、夕食後帰って行った。孫娘2の成長は会うたびに目覚ましい。カタコトはかわいい。中国語も聞き分ける。
孫娘1はNZから帰ってきた後、翌日から3日間塾の講習、その次の日は学校に部活、そして17日から部活の合宿に行った。忙しくて大変そうだけど、若いし、部活が何より楽しいというから、疲れなど感じないのだろう。まさにJK只中である。
NZは行きも帰りも家から一人だったので、いい経験になったと思う。向こうは普通に学校のある季節なので、一緒に授業を受けたりした。それが目的だった。ホームシックなどならないくらい楽しかったという。
今日ようやく、家に静けさが訪れた。
秋に向かう季節。盛夏のものは順に棄てる。一年後の夏、よけいなものを持っていないように、自分のスタイルからはみ出すものは、排除して行くつもり。
基本の形、基本の素材、それが自分スタイルと決めると、案外さっぱりする。
自身がくすんでいるので、色柄は明るく。
この歳になって、この歳だからか、ようやく方向性が見えてきた。