昨日のこと、いつも行く近所のスーパーで。 入ってすぐの場所に、この前まではお盆用のあれこれを置いていた棚の商品の入れ替えをしていた。
品物を次々に棚に並べる。 やっているのは、若い(よく見ていないので正確にはわからない)男性と、老人のペア。
「ほら、遅っえんだよう。まったく、もう!!」
「モウロクしてるから間違えるんだよ!!」
一方的にどなられっぱなし。
そりゃあ老人は確かに何をするにもゆっくりだ。若いものから見れば、イライラするの、無理もないかもしれない。
でもねえ、ちょっとそばを通りかかっただけで、気持ちが不愉快に沈んでしまう。いやな場面だった。
若者と老人を組み合わせるのは、どうなんだろう。
娘も会社で同じようなことがあると言っていた。備品を配達に来る人たちだ。 用紙の塊など、重いものを必死で運んでいる姿はあわれ、そのうえに、組んでいる若者から罵声を浴びせられる。
帰ったら、「俺はこの年になっても働いているんだぞ! ビールくらい冷やしておけ!」とか、家族に当たり散らしているかも。二次被害だ。
若い方も、どこかで溜めた鬱屈を老人相手に晴らしているのかも。仕事が済んで老若一緒に会社に戻ると、案外おとなしく報告してたりしてね。報告書の漢字を書き間違えたらよこから老人の方が教えてあげたりしてるかも。そう想像すると、少しは救われる。
元気なうちは働きたいという気持ちもよくわかる。でも、どうせなら気分よく働きたいものだと思う。そうも言ってられないのかな。
とにかく、パワハラはパワハラだ。