今は皆断捨離を目指しているらしい。 指南書も多く出ている。 わたしも断捨離をしたいとは思うけれど、世代の違う家族四人の共同生活をしている身には、なかなか難しいところがある。
すぐできるのは自分自身の服やバッグと言うことになる。 そして、それらは、以前と比べると思い切って捨てるようにもなってきた。 まだもったいないと思うものを捨てると、買うときに慎重になってくるというのも実感している。 基本的な、自分らしいものを探すようにもなっている、と思う。
時々、ミニマリストといわれる人のブログを読む。 雑誌を読む感覚で読んでいる。 でも、と時々思う。
あまりにも棄てて、減らして、例えば洋服類は14点だけとか。 アクセサリーはピアスだけ、とか。 ご本人がおしゃれに関心がないということなので、それでいいわけだけど。 わたしにはとても当てはまらない。
女子はやはり何歳になっても、ある程度身を飾ったりする生き物だと思う。 ピアスもするけれど、ネックレスやブレスもする。 わたしの場合、腕時計もその時の気分でゴールドとシルバーを使い分ける。 バッグは大きさや色合いを考えて、その日の目的や気分に沿ったものにする、天候にも左右される。
家の中も、ものが少ないとスッキリして掃除も楽だが、なんだかなあ。 殺風景だなあ、とわたしは思う。 思い出の品をずらりとサイドボードに並べるのはもっさりしていて好きではないけれど、少しは余分なもの、なくてもいいものがあってもいいんじゃないかと思う。 見ると心がホッコりするものとでも言おうか。
いろんなものに囲まれているのが生活というものだ。 家族、食べるもの、着るもの、観るだけのもの、そこにあるだけのもの……。
断捨離を衣類に限って進めながら、時々立ち止まってそんなことを考える今日この頃、、なんです。