英語の日。  7月の14日以来だから、一か月以上も開いていた。


顔を見て、なんだかずいぶん久しぶりの感じがするわ、なんて言いながら。


お盆の過ごし方は、 ペナン島へご夫婦で行った人、ベトナムへ行った人。


国内は会津の温泉へ行った人。 それぞれ。


あとは、家でお盆の行事をしたり、来客を迎えたり、 女はいろいろ忙しい。



わたし、サイテーだったかも。


二か所の押入れ、外の物置、汗を垂らしながらできるだけ整理した。 


母の冬の毛布と布団。 これが、暖かくなって押し入れに突っ込んだままだったのだ。


さいわい、お天気のいい日に、毛布を洗い、布団を干し、カバーを洗って、乾いたのをかけて。


いつ急に寒くなってもいいように、母が取り出せるところに置いてきた。


母も、これで安心したわと、喜んでいた。


兄嫁に言えばしてくれるとは思うけれど、毎日のゴミ、ペットボトルやジュースの缶などを


出してもらうだけでも、母は遠慮している。 それ以上の用を頼めないみたい。


まだしっかりしていて、お弁当の宅配や通販などを自分で頼むことはできる。


古くからのお店が、少しのものでも配達しますよと言ってくれる。


電気屋さんも、古い付き合いで、外灯の電球などは頼まなくても、時期を見て替えてくれる。


第一、母が頼みとする病院は先代の院長からの知り合いで、今、内科は息子さん、


整形外科は、母が子供のころから知っている孫の代だ。


あのボロい家から、あの古い町から、動きたくない気持ちは十分にわかる。


できるだけ老母の意に沿うようにとは思うものの、何せ遠い。



いつも母の存在が頭の隅から離れないと言ったら、母は信じるかしらん。