もう長いこと映画館には行っていないし、考えてみれば、テレビでもあまり観なくなった。
ところが、なぜか夫が録画していたので、スーザン・サランドンのを2本観ることとなった。
1本目は、シャル・ウイ・ダンス? ご存知リチャード・ギアの。
これは日本の映画も観ていて、どちらも面白かった。
でも、やはりダンスとなると、日本人には体型的にハンディがあるのは否めない。
ラスト近く、赤い薔薇一本を手に、エレベーターを上がってくるシーン、
日本のおじさんなら、不審者と間違えられるかも。
ジェニファー・ロペスは好きな女優。肉感的で、自然。アンフィニッシュト・ライフも良かった。
もう1本、依頼人。 これは何度もテレビで観た気がする。
観るたびに一生懸命見てしまう。
映画を好きな理由の一つに、日本との文化や国民性や生活の違いを垣間見る楽しみがある。
たとえばシャルウイダンスの1シーン、彼女がコートをソースで汚し、彼がハンカチを差し出す。
彼女は驚いて、ハンカチを持っているなんて、もうとっくに製造中止になったかと思ったわ、って。
ずっと前に娘が仕事で会う外人って皆ハンカチを持っていないと言っていたことがある。
日本でも最近はハンカチを使う必要がないことが多い。
わたしは必ずバッグに入れているし、もし忘れたりすると、妙に落ち着かない。
でもアメリカでは持っていると驚かれる、のかな。もう何年も前から。
たくさんの映画を観てきたが、1番シンミリと心に残っているのは、八月の鯨。
海辺の育った家で、一緒に暮らす老姉妹の話。わたしが観たのはまだ30代の頃だったと思うが、
遠くに住む姉と、老いてからこんな風に一緒に暮らすのもアリかなと、思ったりした。
今なら、トンデモナイって思うけど。
映画は好き、大好き。 なのにしばらく観ていなかった。 反省、観なくちゃ、もっと。