竜巻以来、使えなかった小学校の運動場が、ようやく昨日から


使えるようになった。(11月1日、訂正 使えるのは、11月29日からとのこと)


買い物に行くたびに、広い運動場のフェンスに沿って


歩きながら、いろんなことを思う。


時には、自分の小学生の頃を思い出したり。


わたしが1年生の、2学期、滋賀県は大津市の小学校に通っていた。

広い校庭には鉄棒やブランコやジャングルジムなどがあったはず。

わたしも、ほかの女の子たちも、ブランコが好きだった。

でもブランコの数は限られていて、なかなか順番が回ってこない。

そのうち、始業のチャイム(またはベル)が鳴って、ブランコに乗っていた人が


いっせいに降りて……。

 《ああ、やっと空いた。何か知らんけど、みな急に止めたわ》

始業の合図に気がつかなかったわたしは、一緒にいた友達に、

 「なんで乗らへんの? せっかく空いたのに」  と言いながら、


ブランコを漕ぎ出し、教室に向かう友達を、不思議な気持ちで見ていた。

ゆーら、ゆーら、見回しても誰もいない、向こうのほうで体育をしていたっけ。

それでも気づかず、何分かブランコに乗っていた。

 どのくらい経ったのか、急に、われに返っって。

 《あっ! そうか、みなブランコ止めたのは、休み時間が終わったからや》

担任は厳しい中年の女の先生だった。 おそるおそる教室に入っていくと、

 「今まで遊んでたの? しゃあない子やな、ホンマに! ホレ! さっさと座ら


 んかいな」  身の縮む思いって、こういうのをいうのでしょうね。

 子供のころの失敗、振り返ると、まだまだ山ほどありそう。