6日から奈良県の実家に帰っていた。


この酷暑なので、着替えを送り、お土産は手に携えて。これがけっこう重かった


母は待っていたように、今日の夕飯に魚屋さんにお刺身と、はもの湯びきを、


頼んでおいたからと言う。ちょっと待って、とにかく1度シャワーを浴びたい。


隣の兄宅へ挨拶とお土産を渡しに行き、戻って仏壇に手を合わせ、


やっとシャワーを浴びて、ちょっとスッキリ。ビールを冷やしてくれていた。


母と2人いろんな話を、主に聞きながら視線はテレビに向けたりもしながら


家より量の多い夕食を済ませた。もちろん後片付けはわたし。


翌日は早朝から物置や押入れの不用品を整理し、


わたしがいる間に出せるものは出して、そうでないものはまとめておいて


兄嫁に出してもらうことに。 これが2日、3日と続き、買い物もした。


9日の午前中、兄夫婦と大阪から来た姉と皆で墓参。


昼食は、頼んでおいた中華を持ち帰り、母も一緒に食べた。


母はこれが1番嬉しいのだ。


とにかく暑かったし、地震の誤報に驚かされたりもし、


高校野球や世界陸上を観るのにも付き合って、ようやく解放された。


家の前は、門を出ると坂道で、坂を下りるとすぐに左に曲がる。


ここで振り返り、門の前にいる母に手を振るのだが、


このときがちょっと切ない。


もう何年も前から会うたびに、これが最後になるかもしれないと思う。


93歳だもの。  でも、母は去年より元気だった。負けるかもしれない…。