午前10時前に家を出て、電車で夫の病院まで行った。
家から駅までが約10分、向こうの駅からは8分くらい。適度な運動になる。
6階の病室の、外は快晴で、富士山、スカイツリーが見えた。
夜には東京タワーの赤く灯された姿が見えるそう。絶景だ。
廊下の反対側の窓からは、筑波山が見えた。
さて、手術、予定通り12時半に手術室へ入った。
初めて見たが、テレビドラマと同じように2段階の扉で仕切られている。
もう、手の届かない所へ行く感じ。
それから3時くらいまで、ロビーや病室で待ち続けた。
文庫本を少し読んだり、ロビーでは飲食はダメということなので、
病室でわずかな時間に、コンビ二で買っていったおにぎりを一つだけ食べた。
所在なく待つのはとてもくたびれる。が、待つしかない。
やがて、手術室に呼ばれ、医師の説明を受けた。詳細はここには書かないが、
とてもいい状態だということだった。また6階に上がり、ロビーの隅の、
ここだけは携帯電話が使えるという場所で、
娘や息子や兄や姉に無事終了のメールをした。
すぐに返事が来て、みな安心してくれた。
その後、ようやく病室に戻ってきたが、いろんな処置をする間、またロビーに。
家族は何も手を出せない。邪魔にならぬように、おとなしくしているだけ。
執刀医が回ってきて、ずっとついてなくていいですよ、と言ってくれ、
薬の効いてきた夫が寝始めたので、帰ることにした。
長い長い1日だった。が、ともかく無事に終わり、ほっとした。
もう1本缶ビール開けようかな。