小池真理子さんの小説が好き。
「間違われた女」を、読み始めると止まらなくて、最後まで読んでしまった。
構成の確かさはもちろんだけれど、ディテールも素晴らしい。
随所に緻密で魅力的な表現がある。
だから推理小説ばかりではなく、恋愛小説もいい。
この長さの小説を読むのは、久しぶりだし、ハイペースで読んだので、疲れた。
このところ、一日の終わりに疲れている。
歳のせい、で片付けるのは簡単だけど。
そういえば今日、母に電話したら、元気そうだった。93歳。
若い人の方がすぐに疲れたって言う、だって。
母の言う若い人とは、50代以上だ、自分の子供の世代。
大正生まれの母は強い。ひと言足すとすれば、「可愛くない」
可愛くない母と、これからどう付き合えばいいのかなあ、と。
これは、このところのわたしの課題、ストレス、ちょっとした悩み、である。