今日で93歳になった実母は、奈良県生駒市に住んでいる。


8年前に父が94歳で亡くなってからは、一人で暮らしてきた。


隣に兄夫婦がいるので、ゴミ出しや買い物などは助けてくれるが、


基本的に自分のことはできるだけ自分でする人……だった。


今年の3月に胸骨を骨折して入院し、このまま寝たきりになるかと、


心配したが、母は回復して、再び自宅にいる。


でも、前のようなわけにはいかない。夏のシャワーで済ませる期間はまだしも、


湯船に浸かる季節は大変だ、と思う。


玄関も廊下も、お風呂場も、手すりだらけ。


それに以前は材料があれば、自分の食べるものを作っていた。


料理は前から好きだったから。


最近は、弁当を取り寄せたり、宅配のものを利用したりしている。


そんな状態だから、誕生日など贈り物に苦労する。


第一、玄関に出なくていいように、最近は兄宅に送るので、


こちらも気を遣う。


誕生日のほかに、敬老の日、母の日、そのほかにお彼岸や父の命日など。


面倒くさくなって、ネットで人気があると言う「煎餅の詰め合わせ」を送った。


昨日の注文だから、着くのは明日になってしまう。


それと今日になって、リンドウの花をはがきに描いてポストへ。


来年はもっと早くから考えよう。 来年?あるかなあ。