
貧しい道のり
気がついたら
もう六十路の終点に
近づいていた
ぎらぎらと照りつける
夏空が去って
秋雨に変わっていた
誰かがうそぶいている
いつまで働く気かい
そうだ
ゆっくりゆっくりと
時計をまわそう
ふり返ったら
空白の道が続いていた
人生の最短距離を
我武者羅に走り抜けて
体がいつの間にか
軋めいていた
残った道のりで
大切に大切に
拾い集めてみよう
カバンいっぱいに
愛の札束を
もういっ辺
やり直しがきいたら
遠回りしてみよう
別れ道に立ったら
後戻りの
できないことを悟ろう
甘い声で誘われたら
迷わずに
険しい方を選ぼう
誰も通らない道
そんな道があったら
(佐知)
(15~16年前の作品と思われる。村一番の貧乏だったと 今も自慢のように話す父である。)


今日の一言メッセージ
女の一生 花の季節は一度だけじゃないんだよ
安田弘之原作 高橋留美・橋本裕志脚本「ショムニ」
明日はバレンタインデー ワクワク ((o(⌒∇⌒ o)(o ⌒∇⌒)o))ワクワク