この日は朝、ゲストハウスの食堂で日本人旅行者と話をしていたら、
「アンコール小児病院行って来たんだって?あそこって献血も出来るんだよね~。」
なんて情報を仕入れることが出来た。
なぬ!? それは初耳だぞ。
早速iPhoneで調べてみると、確かにその情報は本当だった。
アンコール小児病院のみならず、周辺の病院でも献血は可能らしい。
話によると、カンボジアの人たちはいまだに加持・祈祷で病気を治そうとする人もいて、
献血することに抵抗を抱いている人も少なくないらしい。
自分の血液を差し出すことに抵抗があるんだって。
よってmどの病院も血液は不足しているとのこと。
で、善は急げ!
ってことで、再びやってきましたアンコール小児病院。
献血も、日本からの医療品の運び屋ボランティアの受付であった、
病院裏手にあるフレンズセンターが窓口らしい。
窓口で、「I'd like to donation my blood.」というと、
受け付けのオマさんが、病院の奥へと案内してくれた。
診察室のようなところへ案内されて、まずは書類に必要事項を記入。
住所、氏名、生年月日、メアドといったことのほかに、
献血の経験の有無などを記入していく。
中には「3カ月以内に特定の人以外との性交渉は?」なんて質問もあった。
答えはもちろんNOだ。
やはり、エイズが蔓延しているこの国だからね・・・・。
ほどなく、採決室へと案内されて献血開始。
途上国で医療行為を受けること、ましてや献血なんて!
という人はいるが、その心配をする心は必要だと思う。
でも、この病院に限っては、その医療水準の高さを信用してもいいんじゃないかなと思う。
地を抜いてもらっている間、若いジョイさんに頼んで写真を1枚。
この若い女医さんも、もちろんカンボジア人。
出身は首都のプノンペンらしい。
この病院では日本人医師からカンボジア人医師へ技術指導がされており、
指導を受けたカンボジア人医師から別のカンボジア人医師への指導もされているとのこと。
彼女は勉強のためにこの病院で働いているとのこと。
ボランティアの支援は、より苦しい生活を強いられている人へと向かいがちだけど、
僕は、あくまで個人的な意見だけど、
この国の発展には知識層への支援も必要なんじゃないかってこの時感じた。
★ アンコール小児病院での献血情報
・基本的には平日に行われています。
・土曜日も午前中のみ行われています。
・漢書さんが多い時には待たされることもあるらしいので、朝一番で行くのがいいかも。