これ見て急に一蘭行きたくなりました。

 

 

 

 

 

なので行って来ましたよ、一蘭東大宮店。

バイクで大体1時間位の距離。ほんのプチツーリングです。

 

この時はまだ雨は降っていませんでしたが、それでも相当不安になる曇り空。

 

…にもかかわらず、この行列!!

さすが一蘭恐るべし。

 

私もこんな調子で行列に並ぶこと約40分、やっと店内に入ることができました。

それにしても豚骨ラーメンのお店だというのに全く動物煮込んでますよ臭がしない…

実家の近くにそこそこ有名(らしい)家系ラーメン屋があるのですが、そこはもうすごいですよ。

「標本でも作ってんのか!!」とツッコミたくなる位動物臭いです。(味は絶品です。)

この臭さに慣れてしまった身としては少々物足りない。

 

そして、食券を購入。食券って意外と分かりにくかったりしますがそこは一蘭、

UIはスッキリしていて使いやすかったです。

こういう細かい点にお金を掛けてるかどうかがリピートするかどうかに意外と繋がるんですよね。

注文は月ノ○○さんの注文を初見向けにデチューンしたもの。

 

そして席に座る。「これが噂の味集中カウンターか・・・」と感動。

さすがにお店の雰囲気は最高。拘りを感じつつも、店員さんやお客様が視界に入らないことでむしろラーメン屋特有の「気難しさ」が無くなってカジュアルさにも繋がっている。上手いなと。

しかし上方に目をやるとここで提供しているラーメンへのこだわりの数々が耳なし芳一かの如くびっしりと…

 

なんかしゃらくさいわっ!!

 

しばらくするとゆで卵だけが先行して到着。

割るのは慣れたものである。(1人暮らしで食べる機会が多いもんで)

あくまでもトッピング扱いのためここでは口を付けない。

「こんな見え透いた陽動作戦に引っかかるかよ!!」と小声で呟く。

 

そして本隊と合流

横の木札が嬉しい。こういう細かい部分も含めてユーザーフレンドリー。

 

トイレットペーパーホルダーは一蘭側から

「ホラ、面白いボケだよ!ツッコんで!」と言われてる気分になったのでノーコメントで…

 

(ンナコタァドウデモイイ)

閑話休題

味ですよ味。早速麺に青ネギを絡ませて一口。

 

………………

 

美味い!

臭みは徹底的に取り除かれているのにも関わらず、豚骨の甘味と旨味はしっかり凝縮されている。個人的には単品では主張が大人しいかなと思ったが、ニンニクを多めに入れてもらったことで旨みとコクが補強されている。ニンニクのクセや臭みは豚骨のまろやかさがかき消しており、お互いの長所のみを引き出し、高めあっている。

超かたにしたのも大正解。さらりとしたスープは麵の形状による絡みは期待できない。しかし、「僅かにざらつきの残る麵表面+細麵」という麵を束として捉え、麵同士の隙間に絡ませるという考えは超かたで注文してこそ最大限楽しめる。

 

パワーではなくトータルバランス。一蘭の真髄、ここに見つけたり。

麵の量が少ないのも麵をベストコンディションで食べてほしい(長くスープにつけているとふやける)という心意気と好意的に感じた。

 

そうして意気揚々と中心の赤いたれを溶かす私。

しかし、そこに落とし穴があった。

私はてっきり一味唐辛子のような辛みを加え、残りをサッパリ頂くものと考えていた。

しかしこのたれ、やたらと自己主張が激しいのである。

単刀直入に言おう。

 

甘ったるいのである。

特にスープ単品で飲んでいる時は顕著で、甘味:塩味のバランスは個人的にみたらしに近いと感じるほどであった。ラーメンとしては不釣り合い。

替え玉を投入し残りを頂いている際も、さっきまでのトータルバランスは何処へやら。砂糖や水飴由来のわざとらしい甘さが豚骨の味を押さえ込んでしまう。それでもって辛みはほとんどない。味変としても変化に乏しくあまり好みではなかった。

 

卵、チャーシューに関しては普通、とにかく普通。

 

 

 

これが抹茶杏仁豆腐。

正直ショックだった。

だってまるっきりロットナンバーが見えるんだもん。

「工場から出荷されたプラ容器入りのやつをプッ○ンプリンの要領で皿に盛ったよ~」感まる出しで、ここまで意識高い系な世界観だったにもかかわらず少し興醒めであった。

もう少し盛り付け頑張ってくれよ…

 

まあ、問題は味よ、と一口。

 

………………

 

美味過ぎでは!?

 

まず単品で美味い。抹茶の苦みと杏仁の香りが最高のバランスで両立出来ているのだ。甘さも単品ではやや控えめなのだが、柔らかいミルク感多めの舌触りなので物足りなさはない。実は抹茶ソースの小袋が付いていたのだが、これがまた良い。爽やかな抹茶のコクと苦みを感じるものの後味にはほのかに和風な(黒蜜系の)甘さが残るのである。

舌先でキリっと刺激を感じた後に残る爽やかな甘味。秘伝の赤いたれにもこれくらいのキレが欲しかったな。

 

 

こうして個人的にはそれなりに満足して店を後にした。

何よりもあの画面でしか見たことのなかった一杯を食べられたことがなんとなく嬉しかった。

でも遠いし値段も手ごろとは言えないからヘビロテは無理かな。

…なんて思っていたら恐ろしい程の豪雨。

カッパを着込んだまでは良いが、バイクで帰れるだろうか・・・

 

あれ、同タイミングで帰れるバイクがもう一台いるぞ?

バイクにまたがって俺は考えを巡らせていた。

 

 

雨…バトル…

レインバトル…ダウンヒル…

 

 

ヴぉん! fire…

 

ヴぉん、ヴぉん、ヴぉん

(オッオッオウオオオッオッオウオ)

 

ヴぉん! fire…

 

ヴぉん、ヴぉん、ヴぉん

(オッオッオウオオオッオッオウオ)

 

オッオッオウオオオッオッオウオオッオッオウオオオッオッオウオオッオッオウオオオッオッオウオオッオッオウオオオッオッオウオ…

 

Night of Fire!!!

雨さえ降れば俺のQS(125-n)はジクサーだってちぎれるんだ!!
By中村ケ○タ

 

俺のバイクは空冷単気筒、125CCのキャブ車。

マシンスペックは大したことない。ドライバー歴もまだ1年ちょうどである。

それでも戦わなければならない時がある。そう、天候と自分にである。

通勤路以外の雨天走行でしたが、無事に生還しました。

頭の中ではユーロビート鳴りっぱなしでしたが…