6年前に出した絵手紙本は、それまでの過去5年間、
信濃毎日新聞に月一で連載していたコラムと絵手紙に加筆修正した作品だった。
実用書でもビジネス書でもましてや小説でもないので、
どのメディアにも取り上げてもらえなかった。
一番の理由は長野県内というローカルエリアでの動きだろうと思われてしまったことだろう。
無論自費出版ではなかったけど、まだまだ自分の実力はその程度だったのだ。
無論チャンスを与えてくれた信濃毎日新聞出版部には感謝するのみであるが。
どこに売り込んでも芳しくなく、
長野県内で細々売るしかないのかと、哀しくなった時、
志の輔師匠から電話があった。
「これ、面白いぞ。
俺は地井武男さんに勧められたんで絵手紙やろうかと思ったけど、
そっちはお前に任せるわ。
やられたよ。
続けろよ」。
この言葉が、救ってくれた。

以後、杉江松恋さん企画の電撃座でのライブ展開で継続することになり、
それが2年前の「アサヒ芸能」での連載へとつながった。
絵手紙本以来、
この夏に出した新刊も含めて8冊になった。
まだまだ理想とは程遠いレベルだけれども、
嬉しいのは自分で売り込んだのは絵手紙本だけという点だ。
コツコツと、編集者さんにそそのかされるがままなんとかここまで来た。
どの本にも思い入れがある。
1冊目で華々しく出てきたわけではないので、
どれもこれも一冊ずつ手売りするのを心がけてきた。
過去8冊、ほぼ1000冊ずつは自分で売ってきた。
この過程で「10万部売らないくせに先生と呼ばれてしまってダメになる人たち」を見てきた。
畠山健二さんのように売れても泥臭くやり続けている人もいれば、
前座レベルで作家ぶっている人もいる。
人間はちやほやされるより侮辱された方がいい。
読み始めた原田おさむさんの本にもそんなことが書かれていた。
芸人を始め表現者は常に
そんな覚悟を問われる商売なのかもしれない。
とまれ、やはり、8冊出せたのは、
面白いのは最低限当たり前という前提で、
ベストセラーにはなってないにしても、
「ある程度」売れたからだ。
この
「ある程度」
をいつかは取っ払いたくて、
今日もコツコツ書いて、コツコツ売る。
たけしさんに認められてブレイクしたかつてのコンボイのように、
圧倒的なカリスマの目に止まらせ、大衆を振り向かせる。
それしかない。
それまで、言い続けて、書き続ける。
大事なのは「やる」ことではない。
「やり続ける」ことでもない。
やはり「やり抜く」ことなんだと思う。
8冊の本は次なる本へのあくまでも序章、導火線に過ぎない。
そんなネクストワンの会、本日開催です!
19時開演、場所は日販さん本社。
取次さんが取り次ぐ縁かいな。
当日券もあるとのこと。
お待ちしています!
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