落語はいいなあと思う一番の理由は、「潔い」からだと思う。
オペラが上だとか、ミュージカルが下だとか、そんなジャンルの高低はない。
上手い落語家がいれば下手な役者がいるだけの話だ。
何が潔いかって、出来不出来すべての責任を落語家が負うところ。
つまらなかったら落語家の責任なんですもの。
落語は面白いんだから。
昔とある芝居を観て、
役者は本が悪いといい、
脚本家は役者が下手だといい、
演出家は両方を悪く言っていたっけ。
結局客がいない時には客の悪口を言うんだろうなあと思った。
天下の大師匠 談志 の
無茶振りに耐えつづけた9年半で手に入れた、
”笑う”コミュニケーション術