3年前の話。
信濃毎日新聞の著者インタビューでお会いした記者さんは妊婦さんだった。
妊婦さんが働いているってなんだか和むような気がする。
カミさんが長男を身ごもっている時、近くに毒蝮三太夫さんが講演に来たので挨拶に行った。
カミさんのお腹を見て
「そうか、可哀想にな、(俺を指差し)こんな奴の子供を孕んじゃって。
これ、こいつにやるんじゃないよ、生まれて来る子供にな」とご祝儀をくださった。
カミさんが感激してお礼状を書いてからしばらくしてまた蝮さんに会った。
「おい、お前のカミさん、ちゃんとしてるなあ。
俺のところに丁寧で綺麗な字でお礼状来たぞ。
よく出来た女房だな。
大事にしろよ。
よろしく伝えてくれよ、俺は喜んでいたって。
あ、そんなに俺が有り難がることはないか。
カネをやったのは俺だもんな、がははは」。
これぞ「人たらし」。
師匠無き今、目標であります!
天下の大師匠 談志 の
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