カミさんは今日から久留米の実家に帰省した。

しばらく長男坊と次男坊を預かる形。

 

次男坊が友達と野球観戦のため不在ということで、

珍しく長男坊と二人近所の日高屋へ晩御飯を食べに出かけた。

滅多にないケースだ。

思春期って、ほんと親父をウザく思うものだ。


それにしても、なんだか子供って、カミさんという芸能プロダクション所属のタレントみたいだな。

それほどまでに母親というのは吸引力のあるものだ。


カミさんは、怖い事務所だ。

俺のギャラは根こそぎ取られてしまう。

以前の立川企画みたいな感じか。

子供は、だからそこのタレントさんだから下手に扱えない。


「久しぶりだな、お前と二人でここに来たの」 
「そうかな」
「20年ぶりかな」
「俺、生まれてねえし」


照れもあって会話も素っ気ない。

男同士ってこんなもんだろ。


日高屋での何気ない食事だったけど、なんだかこのレア感は台湾で飲茶したみたいな感じだ。

台湾で飲茶なんかしたことはないけどもね。


彼はピリ辛とんこつネギラーメン、俺はニラレバ定食。

追加で頼んだ餃子を二人で食べていると、
「なあ」
珍しく向こうから会話のきっかけを振ってきた。


「なに?」
「なんでサンダル履きで来るんだよ!」

「そこかよ。いいだろ日高屋ぐらい!」


思春期男子との会話はケンカ腰が基本だ。

どっちが親だかわからない。

36年前に親父に吐いたセリフが、宇宙の果てまで駆け巡り一周していま自分に降りかかってきている。

甘んじて受けよう。


「お前、彼女いるのか?」
「うるせえ!黙って食え!」

 

どっちがガキだかわからない。

 

 

 

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