読売新聞を読んでいたら侍ジャパンの稲葉新監督のことに触れていた。
稲葉さん、大学時代6本しかホームランを打ってなかったのに、
たまたま試合を観に来ていた野村監督の目に止まって、
スカウトが
「プロでは無理」
と止めたにもかかわらず強引に指名したとのこと。
結果2000本安打の大打者として大成した。
「必ず誰かは見ている」というのと、
「その道のカリスマに認められる」
ということの大切さを物語るエピソードだ。
前者が必要条件で後者が十分条件だ。
そこで「積の法則」が働き、
さらには血のにじむような努力が掛け合わされていったのだろう。
言い換えればノムさんに認めてもらうためにはホームラン6本でも充分だったのだ。
とにかく、カリスマをその気にさせればいい。
カリスマの首を縦に振らせればよい。
そこから始まる。
これこそ立川流の行動原理なのかもしれない。
そこからさらに
「認めさせた人」から、
「認めさせ続けた人」が、
新たなカリスマとなって認知されてゆくのだろう。
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