日々の地道な活動は「導火線」だと思う。
本は一冊出すより100冊出したほうがつながりが増幅して、
より大きな爆発へと確実に近づくものだ。
一冊買ってくれた方が導火線となって次なる読者を導いてくれる。
落語も地味な会でも、
将来像をイメージしてテーマを持って継続させてゆくと、必ず火がつくはずだ。
ここでも「積の法則」が活かされるべき。
特に結果が出ない時はこの「導火線意識」に切り替えるようにしたいものだ。
デビュー即ブレイクは、その後が大変だ。
導火線という時間の猶予がないからだ。
中途半端な小爆発はいわゆるガス抜きにしかならず、そこで終わってしまう可能性が高い。
常に「その先」を視野に入れらるか。
逆になかなか結果が伴わない時は
「導火線を張り巡らせている時なんだ」と解釈すればいいのかもしれない。
思いを「繋ぐ」というイメージで。
竹原ピストルさんの歌にあったように
「大切なのは、繋ぐことではなく、繋ぎ続けること」。
「継続は力なり」というより「継続は爆発だ」であり、
結果として「爆発の連鎖」を招くものだ。
東国原英夫さんも言っていた。
「導火線といかんです」。
第8回立川談慶国立演芸場独演会、おかげさまで満席であります。
ネタは「与太郎噺」と「人生を味わう古典落語の名文句」の中にある一席を語ります。
まだまだ導火線、本当の「花火」はこれからです。
そしてその花火の散った先に新たな「導火線」を仕掛けてゆきます。
天下の大師匠 談志 の
無茶振りに耐えつづけた9年半で手に入れた、
”笑う”コミュニケーション術