2月の本多劇場と今回のさばのゆ二回公演で通算3回目の舞台となった。
だんだんスタンダップコメディがわかってきた。
これは無差別級の戦いだ。
「思い」がある人しかしゃべれないのだが、
逆に言えば「思い」さえあれば誰もがしゃべれるそんな舞台だ。
キャリアとか経験、芸歴なんか一切関係ない
無差別の平等で公平な世界がそこにあった。
着物を脱いでのタンクトップ姿での参戦も慣れてきた。
馬鹿な男から金をだまし取った62歳のおばさん犯罪者に
「いい年してノースリーブの奴にまともな奴はいない」
と言ったがまさにそれは自分のことだった。
「この指止まれ」
に集まった各界の猛者たちとの他流試合はほんとためになった。
一つの時事ネタでも、
見る角度と話し手の個性によって全然違って見えてくるのが面白い。
「如是我聞」の世界観だ。
それは何かにつけ頭ごなしに否定したり、
芸人の言動にまでマジレスする今の世の中の風潮とは真逆なフィールドだ。
もっともっとたくさん時事ネタを作ろうと思った。
素晴らしい出会いに感謝。
天下の大師匠 談志 の
無茶振りに耐えつづけた9年半で手に入れた、
”笑う”コミュニケーション術