与太郎論。
深い話になってしまった。
何か悲運極まる不測の事態が生じた時に
ダメな人は「他人のせい」にしてしまい、
前向きな人は「自分のせい」にして刻苦勉励する。
後者が素晴らしいと思われがちだけど、これにもやはり限界がある。
こんな時「他人のせいでも自分のせいでもない」という具合に
勘案できる人が生き残れる人なんじゃないかなあとふと思った途端
なんだか良寛さまの言葉へと繋がって行った。
「信じる」とか「期待する」なんてつくづく短期決戦型の言葉なんだと思う。
短期決戦型の言葉のオンパレードだからだ。
落語の中の名言はあくまでも落語というストーリーの中の名言だから
前後の文脈を把握していないと理解できない名言なんだ。
このスタンスは次のPHP文庫「落語の中の名言集」への大きな布石となった。
短期決戦型で生き急いでいる人たちへの福音の書だ。
ご期待ください。
天下の大師匠 談志 の
無茶振りに耐えつづけた9年半で手に入れた、
”笑う”コミュニケーション術