まだ昨日の衝撃が身体から抜け切っていない。
日本橋ブリッジフォーラム。
各企業のマネージャークラス対象の講演会の講師陣の中に入れていただいた。
経営学者の楠木建先生、ジャパネット高田の高田明社長、リクシルCEO藤森氏、JR東日本の清掃部門社長「7分間の奇跡」の矢部社長、そしてシンクロの井村コーチ。
みなさんそれぞれのカリスマが「伝える力」にて語る。
ここではもったいないから今度の落語会で話します。
いや、「fole」か「水道橋博士さんのメルマ旬報」に書くか。
藤森さんのお話しの時のみ、来年から始まる東京新聞さんでのコラムの打ち合わせで失礼したが、全てみっちり聞き倒した。
攻め抜いた。
俺の場合才能の欠落部分は、他者からのアレンジで補うしかない。
それが俺の伸びしろだと勝手に思い込んでいる。
しゃべりのコアの部分は実体験の裏付けからくる自信でしかない。
ここがあやふやだと、絶対聞き手はついてこない 。
これは落語家の場合前座修行で身につける部分。
持つのがエチケットというべきところである。
プラスαの部分は、俺は「失敗から学んだ凡人鈍才の戦い方」の講演披露の後、談志に対する馬鹿正直さでここまで来た俺にふさわしい「井戸の茶碗」をしゃべった。
よかった。
アウェイで受けた❗️
笑いこそ最大同意なのだから。
昨日の知的猛者とも言うべき方々に共通するのは、「努力のエンタメ化」なんだと推察。
これに舵を切れる人はその業界で生き残れるだけではなく、いつかは台頭してくるひとかどの人たり得るはずと予感した。
辛いはずの努力というものは、生で食することのできない食材みたいなものか。
「苦しさ」がつきまとう努力は元来「苦い」ものだ。
ラストの井村コーチはそういう意味で名料理人だ。
世間知らずの現代のお嬢ちゃんたちに努力の果てによる「達成感」という最高の味覚を感じさせて、見事エンタメ化させてしまったのだから。
4日、こちらも天才のバラエティプロデューサーの角田陽一郎さんのラジオ出演があるからそんな話が出来たらなあ。
ところで、冒頭の楠木建先生、だれかに似ているなと思ったら、仲良くさせていただいている写真家のワタナベアニさんだった。
語り口、年恰好、思考法と。
最初にそんな感じを持ったことも、今回の講演会というライブを楽しめるキッカケになった。
ご来場いただいたお客様、ありがとうございました
天下の大師匠 談志 の
無茶振りに耐えつづけた9年半で手に入れた、
”笑う”コミュニケーション術