金稼ぎより「時間稼ぎ」だ。

50を越えてそう感じる。

 

電化製品が日々の労働から主婦を解放させ、そこで生じた時間を好きなことに充てさせた。その機能が家電メーカーを大企業に押し上げた。

移動時間を減少させることで生じた時間を利用者に還元することで、飛行機会社は人気企業になった。

 

夏に出す本も、移動時間中にスマホで原稿を書いていたっけな。

稼いだ時間でカミさんのおっぱいを触っていたぐらいなものだったが。

 

ジムに通うのも時間稼ぎ。

そこで手に入れた健康という時間を有意義にしようと俺も含めてみんな躍起になっているのだ。

 

さて、一生懸命働けば働くほど、「暇な人が贅沢に見えてくる」というパラドックスはここから生じる。

あらゆる文明の利器を使用して、そこから時間稼ぎで得た貴重な時間を携帯ゲームのための時間に充足してどうすんだよと思う。

 

結局文明に毒されているだけだ

 

ウルグアイの元大統領の話にときめくのはみんなそんな矛盾に気づいているからだ

 

暇な時間を創出しようと文明の力でそれを行うと、せっかくこしらえた時間を狙ってまた文明が食い物にしようとやってくる。

ヒマな人は、「時間持ち」だから、金持ちと本来は同等のステイタスなのにね。

 

ヒマな人は胸を張るべきだ。

「金持ちが持っていないものを持つ」という。

これが金持ちとやり合う秘訣かもしれない。

 

「文七元結」は「金持ちが持っていない『心意気』」を、長兵衛が持っていたから、大金持ちの近江屋善兵衛がそこに惚れたのだ。

いや、明らかにあれは嫉妬だろう。

やはり、「人とは違うものこそ才能」なのだと思う。

 

どんどん時間を稼ごう。金は後からついてくる。

 

 

 

立川談慶が、天下の大師匠 立川談志 の
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