芸人はある意味移動が仕事だ。
山梨から岩手へ。
 

 

移動の間中基本、本を読むのだが、昨今回の編集担当根本さんとずっと一緒だったので、次回作の構想と生意気ながら「本屋さん、出版社のあり方」などについて語り合う旅となった。

 

「リアル本屋さんは宝石箱」

宝探しの場なのだと思う。

「たった一冊の絵本で人生が変わってしまう」ぐらいのいい意味での「劇薬」が本。


そう考えると、書店員さんの役割は非常に大きくなる。

単なる売り子からカウンセラーへと変換する。

「本屋さんに行く=旅」とも言えるから書店員さんは人生のツアコンかもしれない。

結果本屋さん自体がテーマパークとなる。

いや、それ以上か。

 

スプラッシュマウンテンがいくら楽しいからといっても、人生の座標軸が変わるほどのときめきはないだろう。
本にはそれがある。

基本は守りから攻めへ。

 

攻められているうちは、向こうに主導権があるのだ。

攻めの姿勢の本屋さんは、入っただけでわかる。

お店の規模なんかじゃない。

匂いだ。

わかりやすい例が「『火花』、置いていません」という「読書のすすめ」さんのあの張り紙だ。

新刊にも書いたが攻めれば主導権が握れる。

ここから先は新刊を読んでください。

写真は、盛岡さわや書店の田口店長。

「読書のすすめ」清水店長と並ぶ「カリスマ書店員」だ。

百田尚樹さんの「永遠のゼロ」の大ブレイクはこの人から始まった。

ソフトな物腰だけど、全国の出版社が刮目するお方だ。

昨日は有意義なひとときでありました!

 

しかし、根本さんとの道中、語り尽くせない。
タレなら確実にカイているはずだ(業界用語)。


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