バアの絵本棚から一冊とって、遠くに住んでいるアーちゃんとチーちゃんに、フトンで一緒に、読んであげることにしたジイです。

 今日は、『わたしのいもうと』(松谷みよ子・文/味戸ケイコ・絵)


わたしのいもうと (新編・絵本平和のために)/松谷 みよ子
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<<小学4年生のとき、元気に転校してきたいもうとですが。

 学校でひどいいじめにあいました。ことばがおかしい。とびばこができない。クラスのはじさらし。くさいぶた。

 だれも口をきいてくれない。えんそくもひとりぼっち。やがて、いもうとは学校にいかなくなりました。

 ごはんもたべず、口もきかず、おいしゃさんの手もはらいます。

 かたくむすんだ口に、おかあさんは、スープをながしこみ、だきしめてねむりました。

 いじめた子たちは、セーラー服の中学生になり、高校生になって、窓の外を、わらいながら、おしゃべりしながらとおります。

 いもうとはおりがみをおるようになりますが、口はききません。

 ある日、いもうとは、ひっそりしにました。・・・・これだけの話です。>>

 いじめた人は、忘れるのかもしれませんが、いじめられた人の心のキズは消えません。

 ジイも、数十年前に小学校でいじめられたときの悔しさをいまでも、悲しく思い出します。

 強いお父さんにも、優しいお母さんにも言えませんでした。子どもの誇りがあったんでしょうね。

 しかし、反対に、いじめて愉快にかんじたことは、きっとあったはずです。でも、それは忘れてしまいました。

 <<絵本の最後に、「わたしをいじめたひとたちは もう わたしを わすれてしまったでしょうね

  あそびたかったのに べんきょう したかったのに」>>


 自分より弱いものをいじめる。自分とおなじでないものを

許さない。その差別こそが戦争へとつながるのではないかと作者は言っています。知らないうちに、加害者になっていることのないように。

 相手のことをよく理解して、その気持に思いいたるならば、戦争は起こらないのだろうね。

 アーちゃんもチーちゃんも、やさしい子どもとして、すくすくと育ってね。