なんなんでしょうね。


ハルが無邪気に再婚を匂わせ、
いよいよ離婚か…!?

と思ってから、7年。


7年ですよ、7年。


なーにやってんですかね。



こちとら、もうすぐ50ですよ。

人生の折り返し地点、
とっくの昔に過ぎましたよ。



貴女だって無駄に
年を重ねてしまったでしょう。


こんなに待たされて可哀想に。

貴女もお気の毒です。





あまりにも
迎えに来てくれないので


もしかして、ハルと貴女は
お別れしてしまったのかもしれない

そんな風に思ってました。



でも、違いましたね。


この間、ハルが煙草を
プルームチックに変えたでしょう?


「副流煙であなたに迷惑かけるし」

なんて私に言い訳してきたから、

「なにを今さら!どんだけ副流煙
吸わされてきたと思ってんだ」

って鼻で笑ってやったんですよ。


そしたら、

「俺も年取ったしさ。でもまだ
元気でいなくちゃいけないんだ」

なんて言い出しましてね。


わかりますよ、
貴女は煙草がお嫌いなんでしょう?

私は煙草なんて
どうってことないですもの。


元気でいなくちゃ!と言うのは、
貴女のために、なんですよね。

まったくもう、
なんで貴女と結婚しないのやら。




ご存知でしょうけども、

ハルという人は
自分から決断できない性格なのですよ。

誰かにお膳立てをしてもらい、
仕方ないテイで動くのです。


だからせっかく

私がサイン入りの離婚届を

キャビネットの上に置いたというのに…


本当に情け無い男です。



かと言って、

ハルだけが悪いんじゃない。

もちろん私も悪いんです。

決断して実行できないのは、私も同じ。

ヤタベェとズルズル続けているのも
都合のいい、卑怯な話です。



私が貴女に「迎えに来て下さい」と
何度もお願いしたのは、

貴女が運命を動かす
キーマンだからなのです。


他力本願で申し訳なく思いますが、
それしか手立てが無くて。



それでもお許しいただけるなら、

今からでも遅くはありません。


どうか、うちの旦那を
迎えに来て下さい。


貴女にまだ、愛があれば。