今年のアメリカ野球メジャーリーグ、ドジャース対パドレスの開幕2連戦が、韓国のソウルで今月20日と21日に行われます。なぜ韓国開催かと言うと、ドジャースの中に韓国の選手がいるそうですが、その後の展開で大谷選手とダルビッシュ投手の初対決の方が、地元韓国でも話題になっているそうです。どちらにしても韓国でメジャーの試合が開催されることは、お隣の日本としてもアジア開催という意味で誇るべきことです。
 メジャー招聘のみならず、近年韓国の動静は目を見張るべきものがあります。産業面では、サムスンなど世界で活躍する企業が多く(私もサムスンのスマホ愛用者です)、文化面でもKポップは全米を席捲し、日本でも大変な人気です。一人当たりGDPも日本とほぼ肩を並べるまでに成長しており、日本を訪問する外国人旅行者は韓国が第1位です。
 近代史において韓国と日本の間には様々な問題があり、現在も竹島の帰属問題があり、戦前・戦中の徴用工問題、慰安婦像の問題などが存在していますが、来年戦後80年の節目を迎えるに当たり、両国のわだかまりを解消して前向きに連携していくことが求められています。
 もう一つの国、北朝鮮との関係修復も忘れてはならない事ですが、日本と北朝鮮間には拉致問題があり、大きな足かせになっています。                 
 韓国と北朝鮮が分離独立当時は韓国が農業国、北朝鮮は工業国として、生活レベルも北朝鮮の方が高かったと聞いていますが、今はその地位が逆転し北朝鮮国民の生活ぶりは目を覆うばかりです。体制の違いがこんなにも影響するものなのでしょうか。
 人は生まれ来る国を選ぶことができません。北朝鮮で生まれる子も日本で生まれる子も同じ可愛い子どもたちです。等しく子どもの権利を享受できる国になってほしいです。