問題と交渉する! 「地アタマを鍛える知的勉強法」 | フォトリーディング読書感想文

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地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)/齋藤 孝

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ハーバード流の交渉術は、①利益、②オプション(他の選択肢)③根拠、の三つを軸とするもので、この考え方は勉強法にも通じる、というよりも勉強法そのものだと直感しました。
(P62)


交渉するときに、自分のことばかりを主張し、決してゆずらす、そして根拠も示さなければ、話は進みません。
でも、お互いの「利益」になるように考え、いろいろな「オプション」を示し、納得できる「根拠」があれば、交渉はスムーズに進みます。



交渉を勉強に応用したものが、交渉力勉強法です。



ハーバードの交渉術では、この3つを逆に上手く使っています。


①利益
問題の対象がどんな利益を得るかを考えてみます。
すべては人が行ったこと、その論理や行動には利益が潜んでいます。
それが問題解決に結びつくのです。

②オプション
問題を解くときに、一つのやり方しか知らないとそこで行き詰まってしまいます。
違うオプションを柔軟に考え出せると、多様の角度から正解に近づけます。

③根拠
ビジネスでは何か問題があるとき、その問題を発見ができれば問題解決はできたようなものです。
まず問題の原因を見つけ、それを解く根拠を明らかにすることです。




問題と交渉するような感覚で勉強すれば、よい答えが得られます。