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僕はアパレル業界で働いているので、ファッションはとてもつまらなくなってきたと感じています。
ファッションの利益追求、ビジネス化が原因です。「堕落する高級ブランド」の書評にも書きましたが、
ラグジュアリーブランドも同じ現象が起こっています。
ユニクロはアパレルでは一人勝ち状態です。その経営手法は、消費者のため、日本のためになっているのでしょうか。
「ユニクロ栄えて国滅ぶ」
文藝春秋10月号に、エコノミストの浜さんが書いた記事、
すごく納得の内容です。
今の日本のように、景気が悪くなってくると、購買意欲が減少します。商品が売れなくなり、安い商品が市場に出回るようになります。
消費者にとっては一見いいことのように思われますが、
安いものが売れるということは、物価が下がり、デフレになります。
デフレが起きると、市場に流れるお金が減少して、売上が下がります。
企業の利益も減り、世の中は不景気になってしまいます。
そうすると、給料が減ったり、仕事がなくなったりしますから、
余計に安い商品がもっと売れるようになり、
もっと不景気になってしまうのです。
ユニクロのGUというブランドが980円のジーンズを出しました。突拍子もない値段です。
それにつられて、イオンは880円のジーンズを出しました。
市場が大きく乱れました。
問題はユニクロのような大企業がこんなことをやってもいいのかということです。「自分の会社さえ儲かればいい」
としか思えません。
「三方よし」江戸時代の近江商人の活動の理念を表す代表的な言葉です。
売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」です。
取引は、当事者だけでなく、世間のためにもなるものでなければならないことを理念としています。
今のユニクロは世間のためになることをやろうとは思ってもいないでしょう。景気が悪いのに、市場のデフレに拍車をかけることを平然と行っているのです。
「自分さえ儲かれば、市場がどうなろうとかまわない」
強欲資本主義の大企業が増えると、日本に明るい未来はないでしょう。
堕落する高級ブランド/ダナ・トーマス

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