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著者: 松岡正剛
出版社:ちくまプリマー新書
価格: 800円
発売日:2009年4月10日
☆☆☆☆☆
「読書は何かを着ることに似ている。読書はファッションである、日々着るものに近い」
「読書」の巨人、「知」の巨人セイゴウが書く読書論である。
千夜千冊を読むと、読書とは重く、荘厳なものであり、常人とはかけ離れた「すごい読書」をしているように感じていたが、違うようである。
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セイゴウの読書論
○読書とはアスリートである
○読書は出会いである
○読書の楽しみは、未知のパンドラの箱が開くことである
○読書はコミュニケーションである
○読書は編集的相互作用である
○読書は自分を映す鏡である
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セイゴウの3つの読書哲学
①読書は、現在の混乱している思考や表現の流れを整えてくれるものだ。
②そもそも思考や表現の本質は「アナロジー」であり、「連想」である。
科学も小説も、人文も芸術も、思考や表現の大半はアナロジーであり、類推であり、連想である。
つまり、どんなことも堅く考えていない。
③僕が元気が出てくる源泉や領域は、必ず「曖昧な部分」や「きわどい領域」や「余分なところ」だと確信している。
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読書いうのは、自分の感情や意識を無にして読めません。
書いてあることが自分と「まざる」ことです。
著者が書いたものを理解するためだけにあるものではなく、自分を確認して、自分の中のものを編集する行為です。
「それより何より『カラマーゾフの兄弟』ですよ。いったいドストエフスキーとは何だよ。こんなものを次々に膨大に書きやがって」
「空振り三振」することも大切であり、完封されたり脱帽したりするのが、まわりまわって読書力をつけていくことになる。
セイゴウも読めないときを克服してきています。
どんな読み方でもいい。
理解できるかどうかわからなくても、どんどん読むこと。
多読のすすめです。
そして、結局、読書の真の目的は
「本に攫(さら)われたい」
いい本に出会いたいことですね。