報徳学園21ー0多治見高校 | danielrokeのブログ

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2014年の大晦日に書き始めたブログです。最近は一口馬主関連のこと中心に書いています。


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  選抜高校野球大会2日目の第2試合は報徳学園(兵庫)が多治見(岐阜)に21対0で大勝しました。


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   優勝経験もある強豪校と、21世紀枠で選ばれた初出場の公立校。ある程度の実力差は予想していましたが、想像以上の大差がつきました。
 (21世紀枠といっても開始当初は県大会ベスト8程度のチームが選ばれていましたが、最近は県大会の優勝校か準優勝校ばかりで侮れない存在です。)

   通常これだけの大差がつくと観ている側もダレてしまうものですが、この試合は最後まで目が離せませんでした。
   理由は勝った報徳学園の真摯な姿勢でした。点差が離れてからも攻撃の手を全く緩めず、守備も好プレーの連続。終盤は投手交代や代打を出す場面も多かったのですが、出てくる選手全員が全力プレー。9回最後のアウトも交代したばかりの三塁手の好プレーによるものでした。

   大量得点差というとPL学園29–7東海大山形という試合が、夏の選手権で1985年にありました。東海大山形の先発投手は試合当初から山なりのボールしか投げられない状態、それでもPLの毎回得点は見事でした。そんなPL学園の汚点となったのが、9回に清原和博選手を登板させたこと。すでに最強スラッガーとしての地位を確立していた清原選手ですが、日頃投球練習をしていたとは思えません。そんな選手がマウンドに上がったのを見て、チョットうんざりしたのを覚えています(確か打ちこまれて5点くらいとられた)。

   報徳学園の選手(監督も)たちには相手チームに対するリスペクトが感じられました。そして強豪校でプレーする誇りが伝わってきました。
   多治見高校サイドとしては心外かもしれませんが、見ていて気持ちがいい試合だったと思います。