今回は2016年に活躍した競走馬から、個人的に各賞を決めてみました。名付けてDRA賞(Daniel Roke Amebablog 賞)…。独断と個人的好み100%な選考となっています。
各馬の年齢は2016年時点です。
3歳牡馬部門
マカヒキ号(栗東 友道康夫厩舎)
父ディープインパクト 母ウィキウィキ
2016年戦績 6戦4勝(うち海外2戦1勝)
昨年のクラシック三冠レースの私の予想(過去のブログより)
皐月賞 ◎サトノダイヤモンド ○マカヒキ
⇨優勝はディーマジェスティ
ダービー ◎ディーマジェスティ ○マカヒキ
⇨優勝はマカヒキ
菊花賞 ◎ディーマジェスティ ○アグネスフォルテ
⇨優勝はサトノダイヤモンド
一貫性に欠ける予想をして結局全敗。皐月賞の前に1年間追い続けられる馬を見極められなかったことが敗因ですね。
口惜しいので"該当なし"にしようかとも思いましたが、◎にしなかったものの皐月賞2着・ダービー優勝と高評価に応えてくれたマカヒキ号を選出しました。
3歳牝馬部門
シンハライト号(栗東 石坂正厩舎)
父ディープインパクト 母クリソプレーズ
2016年戦績 5戦4勝
牝馬三冠レースの私の予想
桜花賞 ◎メジャーエンブレム ◯ラベンダーヴァレイ
⇨優勝はジュエラー
オークス ◎チェッキーノ ◯シンハライト
⇨優勝はシンハライト
秋華賞 ◎ジュエラー ◯ビッシュ
⇨優勝はヴィブロス
牡馬に続いて牝馬もダメダメな予想でした。激戦の反動を不安視してチューリップ賞上位2頭を桜花賞で軽視したことが後々まで響きました。
小柄な馬体ながら桜花賞2着・オークス優勝のシンハライト号を選出です。
4歳以上牡馬部門
キタサンブラック号(牡4 栗東 清水久詞厩舎)
父ブラックタイド 母シュガーハート
2016年戦績 6戦3勝
過去のブログを読んでいただいくとお判りになる思いますが、我が偏愛の一頭です。
昨年の予想
産経大阪杯◎⇨2着
天皇賞・春◎⇨優勝
宝塚記念◎⇨3着
京都大賞典 予想公開せず(基本的に3日間開催に反対なので祝日は馬券を購入しないことにしています)⇨優勝
ジャパンカップ◎⇨優勝
有馬記念◎⇨2着
ちなみに2015年の予想
スプリングステークス▲⇨優勝
皐月賞◎⇨3着
ダービー◎⇨15着
セントライト記念◎⇨優勝
菊花賞◎⇨優勝
有馬記念◎⇨3着
要するにずっと◎、ここまで来たら引退するまで◎です。既に歴史的名馬の域に達していると思うので、文句なしの選出です。
4歳以上牝馬部門
マコトブリジャール号(牝6 栗東 鮫島一歩厩舎)
父ストーミングホーム 春マコトコーラン
2016年戦績 3戦2勝
5歳時までの戦績
牡馬との混合戦(5・0・3・9)
牝馬限定戦(0・0・0・8)
"400キロの小兵ながら牝馬相手よりも牡馬相手のほうが燃えるファイター"と何度か書いたことがあります。馬の世界でも女(牝馬)同士ほうが情け容赦なかったりするのかな?逆に男(牡馬)は小柄な女の子には甘いよな…なんて思っていました。
そんなブリジャール嬢も昨年はとうとう6歳。牝馬相手では殆んど最年長となって状況が一変しました。初戦の愛知杯こそシンガリ負けだったものの、福島牝馬ステークスを15番人気で勝って重賞初制覇。さらにクイーンステークスも9番人気で優勝。6歳にして重賞2連勝。脚部不安のため11月16日引退。
400キロ前後と小柄ながら、自分から勝ちに行く姿勢が好きでした。良い仔を産んでくれると信じています。
短距離馬部門
ラインスピリット号(牡5 栗東 松永昌博厩舎)
父スウェプトオーヴァーボード 母リボンストライプ
2016年戦績 10戦3勝
3歳10月に1600万下を卒業。その後はオープン・重賞でも好走していたが、4歳夏に降級後は重いハンデに苦しみ低迷が続いていた(430キロ前後と牡馬にしては小柄なため)。
5歳になった昨年は、春に1600万下特別を勝ってオープンに再昇格。10月にはオパールステークスとルミエールオータムダッシュ(いずれもオープン特別)を連勝。馬体も440キロを超えて、斤量負けしない馬に成長しました。
年明けの淀短距離ステークスでは58キロを背負って3着。レッドファルクス(選出しなくてゴメンネね)と同じスウェプトオーヴァーボード産駒、さらなる活躍を期待しています。
ダートホース部門
ショウナンアポロン号(牡6 美浦 古賀史生厩舎)
父アドマイヤマックス 母メジロアルドラ
2016年戦績 10戦2勝
1600万下を卒業したのが5歳秋、実に35戦目。オープンでも4コーナーで先頭に立つ果敢なレースを続けていたが、3戦連続着外。しかし、努力は必ず報われるもの。8番人気だったマーチステークスを逃げきって重賞初制覇。夏にはマリーンステークス(オープン)も優勝。
果敢なレーススタイルゆえに大敗することも多い馬だが、常に大穴の魅力を秘める。今年も忘れた頃の一発を期待しています。
障害馬部門
ラグジードライブ号(騸5美浦 高橋文雅厩舎)
父アドマイヤジャパン 母ジョウノエンジェル
2016年戦績 4戦0勝
障害重賞を4連勝したオジュウチョウサン号は強い、JRA賞を満票で受賞したのは当然です。それでも、あえて別の馬を選んでみました。
平地9戦1勝。4歳夏に障害入りして3戦目で初勝利。オープンに上がった昨年も❹❸❸着と好走を続けていた。そして臨んだ10月16日の東京ハイジャンプ(J・GⅡ)。2つ目の障害であえなく落馬、そこからが見せ場タップリ。カラ馬のまま障害を飛び続けて、スタンド前で先頭に並びかける。先頭のマキオボーラーに終始絡み続けて、最終の4コーナーでは外に膨れてオジュウチョウサンの進路を妨害。結局カラ馬のまま先頭ゴール(優勝はオジュウチョウサン)。
平地レースのカラ馬先頭ゴールは時々見かけるが、障害戦は珍しい。他馬に迷惑をかけたとはいえ、素晴らしい闘志を見せてくれました。かつてのギャロップダイナのような活躍(札幌日経賞でスタート直後に落馬、そのままカラ馬で先頭ゴール。その模様がNHKのニュースで紹介されて話題になり、その後同年の天皇賞・秋を優勝)を期待していたのですが、数日後に登録抹消されてしまいました。
障害馬としての素質を見せていただけの残念ですが、馬主さんとしては止むを得ない決断だったのでしょう。
ラグジードライブ様、あなたの勇姿を決して忘れません。
2歳馬部門は…無理に選び必要はありませんよね。
そしてDRA賞年度代表馬は、キタサンブラック号です。一頭の馬にこれだけ夢中になれたのは久しぶりです。"あなたがいるから競馬は楽しい"
2016年有馬記念のパドックにて