車のエアコンと家庭用エアコンの違い | Daniel Cat's Blog ダニエルキャットのブログ

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乳幼児が車中に置き去りにされて熱中症を起こしてしまう事件がパチンコ店駐車場以外でも起きているようです(高速のサービスエリアなど)。


車のドアをロックしておけば車内の物、子供は安全だと考える「日本人の常識」(ここ最近は外国並みに車上荒らしが増えて意識も変わっているようですが)もあるのかもしれませんが、もう一つの要因として、自動車を仕組みを知らないものの使うことはできる「ブラックボックス」として扱っている方々が車のエアコンを家庭用エアコンと同じようにとらえている可能性もあります。


家庭用エアコンは電気モーターでコンプレッサー(室内を冷却して気化してしまった冷媒を圧力をかけてもう一度液体に戻す装置)を回していますので止まってしまう確率は非常に低いと言えます。


一方、自動車のエアコンはエンジンでコンプレッサーを回していますのでエンジンが止まればアウトです。


また、自動車の車内は全面ガラス張りの温室と同じで、しかも駐車中ならばエンジンの回転数はアイドリングに近く(エアコンのために回転を若干上げる仕組みにはなっていますが)コンプレッサーはゆるゆると回っているだけなので外気温の高い場合、設定温度までは下がりません(ほとんどの乗用車の場合)


走行風が当たっていないラジエターとコンデンサ(コンプレッサーに圧力をかけられて温度の上がった冷媒を外気で冷し液化させるもの、外見がラジエターによく似ていて通常ラジエターの前に配置)の組み合わせはエンジン水温の上昇を引き起こしエンジンにとってつらい状況となります。


それでも定期的にメンテナンスされているエンジンならばまだ良いのですが、劣化した点火プラグ、ずれている点火時期、正しくない比率の混合気(エアフィルターの目詰まり、誤った調整値など)、足りない冷却水、クーラント濃度の不適切な冷却水(薄すぎても濃すぎてもダメ。クーラントは凍結防止だけではなく沸点を高める役目もあります。実際、真水を入れてオーバーヒートを起こした例もあります。ただしレース車などは冷却効率を重視し、初めから真水を使用する設計です)、足りないエンジンオイル、劣化したエンジンオイルなどの悪条件が重なればエンジンがいつ停止しても不思議はありません。