満足感しかない | danielakeith

danielakeith

danielakeith

モーグル女子の選手で、ソチ五輪4位の上村愛子選手が引退しました。
ついこのあいだ、女子高生で滑っていたような気がしていましたが、もう20年もたっているのですね。
いやあ、時のたつのは早いです。

スポーツ選手の引退を見ると、いつも思うのですが、彼らの引退年齢は、普通の社会でだったら、まだまだこれからという年齢ですよね。

上村選手は34歳。
普通の社会人なら、やっと仕事に慣れてきて、これから会社の中堅として活躍していく年齢です。
せいぜいなって係長という年齢です。

しかし、彼らは、もう年だなどと言われて、引退するのです。

普通のサラリーマンと比べたら、引退後の人生のほうがずっと長いわけです。
ただ、上村選手もそうですが、彼らの競技人生は、私たちの普通の人生と比べて、充実した時間がぎゅっと濃縮されていると思います。

ひとりで普通の人の何倍もの濃い人生を送ってきているでしょう。

5大会連続でオリンピックに出場し、ある程度の結果を出し、ワールドカップでは総合優勝を飾るなど、村上選手のように、華々しい活躍をしてきた選手にとっては、時間の流れ方が私たちとは全然違うのでしょう。

だから、若くして引退しても、「満足感しかない」と言い切れるのだと思います。